• テキストサイズ

白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


不機嫌な顔で携帯を触り続ける研磨に
無言で頷き
ガシガシと髪の毛の
水分を拭き取る

鏡の中には
気合いの入らない髪の毛で
ニヤケる間抜け顔

「なんか変態くせぇ!
緩むな顔筋!!
よし!ドンと来…」

ーピンポンー

「ヒャイッッ!」

バチンと頬を叩いた所で
インターホンが鳴り
気合いもどこへやら
少し赤い頬した間抜け面が
鏡の中に舞い戻って来る

「テンパリ過ぎ。
早く出ないと母さんが出るよ?」

「それはダメ!
オバチャン!俺が出る!!」

部屋から叫んで
玄関を飛び出すと

『え?…あ、どうも…
黒尾さん…ですよね?』

俺を見上げてキョトンとしてる
姫凪ちゃん

「悪ぃ、こんな格好で。
部活後そのまま来て
さっき汗ながしたばっかでさ
服とか、無くて…
髪もなんか…キマってねぇだろ…」

"ハハッ"と空笑いを零して

「オバチャーン!
友達一人追加したからなー!」

「はいはーい
鉄くんー
なんか持っていくー?」

「俺が取りに行くー!」

リビングで寛いでるであろう
研磨の母ちゃんに声を掛けた
/ 1242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp