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白昼夢第4幕【月桃模様ーさんにんもようー】黒尾✖及川 ®18

第3章 消せない昔、消えない今(前)


慌てふためく姿さえも
好み過ぎて思わず噴き出してしまった
笑い声と俺の名前と

「ブッフォッ!そんな必死になんなんくても
それに前前前世って!
有名映画に影響され過ぎな!
なぁ、名前なんつーの?
俺は黒尾、三年の黒尾鉄朗」

計画的にはまだまだ先だった

「なんか悩んでンだろ?
優しいテツローオニーサンが
相談乗ってあげましょうかァ?」

口説く口実を。

なに気なく触れた髪は
想像よりも柔らかくて

「なァに固まってるんですかァ?
話せば悩みも楽になるかもよ?
肩に力入り過ぎ」

ついつい髪だけでは止められず
近付け過ぎてしまう顔
赤い耳に声を落として

「名前、教えてくれませんか?」

思いっ切り誤解されそうな
軟派なセリフを吐いてしまう

『け、結構デス!
男の人…苦手なので!』

男の人苦手…って事は
彼氏居ないんじゃね!?

これは超絶に
チャンスと言うものじゃなかろうか

大きく取られた距離を
広く踏み出した一歩で埋め
向けられてしまった背中を
甘い声で引き留める

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