第1章 Sid~極上の女~
するとふいにシドの親指が
わたしの口許に伸びてきた。
「ん…!」
付いていたソースを拭ってくれる。
ペロリとシドがその指を舐める。
「うまそうに食うな。」
顔が一気に熱くなる…。
「シ、シドも食べる?」
「いや、さっき食ったからいい。」
そういうとシドは頬杖を付いて、
私の食べる様子を見つめてくる。
「……は、恥ずかしいんだけど。」
「…何で恥ずかしいかわかるか?」
「え…」
「食欲と睡眠欲と性欲、
三大欲求満たしてるときって
人間は一番無防備だからな。
だから見られんの嫌なんだろうな。」
シドは続ける。
「まぁ俺は今のお前の顔も
ヤってるときの顔も好きだけどな…。」
「……っ!」
「なんだよ、顔赤くして。」
意地悪そうにシドは笑う。
「シたくなった…?」
「…か、からかわないで…。」
でも体が疼いたのも事実…。