第1章 Sid~極上の女~
「あっシドは食べないの?
てゆうかなんでここに
私たちがいるってわかったの?」
少し驚いた顔をして、
ククッ…っとシドが笑う。
「黙ってておしとやかなお前もいいなー
なんて思った瞬間それだもんな。
期待裏切らねぇよ。じゃじゃ馬。」
「えっ!も、もうっ…」
「同じ。
いつもと同じで仕事の奴と
仕事の話しながらメシ食ってたんだよ。
そしたらおかしな
光景が目に飛び込んで来るだろ?」
「え…」
「ついこの間、
俺と熱い言葉を交わしたプリンセスサマが、
城下でも人気のあるイケメンSPサマと
浮気してるじゃねぇか。」
「う、浮気じゃないよ!」
「まぁ仕事の話も終わってたから、
相手に
『彼女が浮気してるから修羅場ってくる』
って言ってお前んとこ来たわけ。」
「だから浮気じゃないって。」
「わかってるよ。」
シドはククッと笑う。