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【BLEACH】

第63章 original〜尸魂界西梢局篇 散〜


「マルティナが死んで悲しみ苦しんだお前が、どうして他人を犠牲にした!あんたらが贄にした人間にも家族がいるんだ!あんたらと同じように大切な人を失って悲しんでる!しかも、犠牲になった人たちの魂は救われず、永遠に取り残される。どれだけのことをしたかわかってんのか!」

ナンシーがポールの首元を鷲掴みにして揺らした。

「4年しか生きられなかったマルティナが不憫でならなかった。親としてなんとかしてやりたいと思うのは当然だろ!」
「お前らの私欲のために殺された者たちは不憫じゃないというのか!お前は殺人犯だ!マルティナに胸張って父親だって言えるのか!」
「……。」
「くっそ……。すまん、取り乱した。ここは応援要請した部隊に任せる。私は一応ポールの親戚だからこの件は外されると思う。その前に、悪かった。謝って済むことじゃないけれど、ポインティの回復のためならば協力する。」

暫くして聖務隊の小隊が来た。やはり、というか当然というか、ナンシーは任を解かれた。

「ポインティちゃんが長の続行をできんようになった今、代理を立てる必要がある。っちゅう事で、鏡山の嬢ちゃん頼むな。」
「平子隊長、指示を……って、私?」
「せや。そんなん好きやろ?」
「え?え?え?平子隊長の方が役職上なんですけど!?私が!?」
「それから、尸魂界に連絡してこっちにも応援寄越してもらった方がええやろな。」
「調査報告書係のレミリアちゃんと、」
「真面目に考えや。」

さて、ポインティちゃんをどうするか。体の外枠がぼかされたようになってる。魂魄の外壁が溶かされた証やろうな。

「肉体の方はどうしようなあ。」
「蝙蝠や他の動物、人の血が混じってたみたいなので、感染症とか怖いですね。」
「織姫ちゃん頼りにするしかないやろなぁ。とりあえず肉体も、、難しいことは喜助んとこ行って相談するか。嬢ちゃん頼んでええか?肉体の移動と上への報告。」
「御意です!」
「ほな、あとのことは任せたで。」


鏡の中へポインティちゃんの肉体と魂魄を抱えて飛び込んだ。


「なぁ。」
「なんでしょうか。」
「自分、ほんまにポインティちゃんか?」

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