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【BLEACH】

第60章 original〜贖罪篇〜


「お前は俺にそう説いた。人として生きる道を立ててやるから現世で人の為に尽くせと。」

アタシがここにいる間、数人に義骸を貸した。アタシの後にこちらに来た物や、それより前に来て運良く生きながらえていた者、様々な罪を抱えた者たちが、贖罪の道に進んだ。今でもその道を歩む者もいれば、現世の人間に惜しまれながら死んでいった者もいる。

そして、残念ながら罪を重ねようとしている者も中にはいた。

「えぇ。アタシだって全ての罪人に無条件で手をお貸しした訳ではありません。中には罪の意識が全く無い者、悪用することが目に見えている者もいました。そんな人達には貸し与えていません。彼らには別の方法をとりましたので。罰を与えられたことにより反省し、罪を償う意思があると判断した者にしかその道を立てていません。当時の貴方にはその意思が感じられた。実際ほんの数年前までずっと人の為に尽くしていたではありませんか。」
「見た目が変わんねぇから転々としながら地方を歩いたさ。施設に行って剣舞のパフォーマンスをしたり、浮浪者への給仕をしたり。」
「30年前にお会いした時にはもう大丈夫だと思っていたんスけどね。今の貴方とは違って良い意味で見違える程に変わっていらしたので。」

五百蔵をはじめとする元罪人の変わりゆく姿を見て、自分も彼女への贖罪をしたいと思いを募らせた。尸魂界にいる愛する人、そして同じ場所にいる憎い相手。あの男を倒さなければ、尸魂界の平和が脅かされ続ける。彼女のいる場所を守るためにと虎視眈々とその機会を待ち続けた。尸魂界の平和がそこで過ごす彼女への贖罪になると信じて。

「"人"ってのはな、変わるんだよ。」
「そうっスね。アナタに道を与えた責任はとる必要がある。誰かを傷つける前にここでアナタを倒します。」
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