第58章 original〜五月晴れ〜
「私に肉体を渡したんです、そのくらいのこと言われると覚悟しておかないと〜」
「ささこは他のソウルキャンディと違うと思って油断してた私が馬鹿だった。」
「なんにせよ、少しくらい遊んでもバチはあたりませんよ!ご主人様は花のJK!本命がいるとはいえ、少々の火遊びを経験するべきでございます!」
「尸魂界に帰るよ!」
「なりませぬ!そんなことしたら、私は日暮くんからの告白にOKしますよ!」
それは困る。はぁ、厄介な立場になっちゃったな。
「隊長、それまじですか?」
週の中2日を尸魂界で過ごした。定例会のためだ。リンに先の出来事を相談する。
「うん、ささこの仕業よ。反発したら取り返しのつかないことになるわ。男友達作ろっかなと思っただけなのに。」
「ソウルキャンディにあるまじき。流石は試作品。やはりチャッピーが一番ですね!」
「今週末たまたま非番だったから良かったけどさ。どうしよう。」
「まぁいいんじゃぁないですか?人間の男と普通の恋愛するのも、現世に生きる者の特権ですよ。いいなぁ、私貴族だから、羨ましいなぁ。」
「貴族でそういう考えの子珍しいよね。」
「そうですかぁ?」
「そうですそうです、浦原喜助は鈍い、とろい、デリカシーなし。さっさと乗り換えた方が隊長のためだと思います!」
「少しくらい浦原殿を焦らすのも駆け引きかと。」
天月ちゃんとレミリアちゃんがどこから聞き付けたのか隊首室に入ってきた。
「駆け引き、ね。」
「このまま今週末までタイムスキップ!しましょー!」
「学校の外で会うの、初めてやな。」
「そうだね。」
集合時間5分前には到着していた。
「お昼ご飯食べて、そこの海でも見に行こうか。」
高校一年生のぴゅあぴゅあなお出かけよ。海でも見に行こうなんて。
「あのさ、下の名前で呼んでもいい?」
「下の名前で?うん、いいよ。」
「ポインティも下の名前で、波瑠って呼んで。」
「はる、か。まるで大須賀春松みたいね。」
昼ごはんの最中はお互いの中学時代、趣味、休日の休み方など、話は尽きなかった。
「バスケ部なのか。」
「知らなかった?」
「身長高いなとは思ったかな?」
「ポインティは外部?殺陣って大会とかあるんだよね?」