• テキストサイズ

【BLEACH】

第58章 original〜五月晴れ〜


「久しぶりだな春。」
「そのように呼ぶなと何度言えばわかる。やっとここの者たちの統率もとれてきたのだ。見くびられでもしたら困る。」
「随分とやんちゃしたようだな。」
「安藤、何しに来た?」
「うちのばあさんから聞いたよ。求婚だって?」

安藤とは、原作でいうアンドレのこと。オスカルを愛し、最後は結ばれ共に戦った男だ。

「まったく、ばあやは秘め事ができんのか。」
「で、どうすんだ?」
「わからん。私にもどうすれば良いのかわからんのだ。」
「だったら、俺にしないか?」

このシーンは好きです。喜助さんが言ってくれないことを言ってくれる安藤に惚れました。


「舞里、少し良いか?」
「上様……」
「お主の心はどうすれば癒されるのだ。私にはもう分からないのだ。」
「私の心が癒されることなどありません。」
「故郷に帰りたいか。」
「……上様は!私が必要ではないのですか!貴方は花里の方を選ぶのね!そんなことなら、私をここに呼ばないで欲しかったわ!」
「すまぬ……お主の行動を目を瞑ってやれなくなった。世の人々は重税に苦しんでおる。道端には飢えて亡くなった者の亡骸が放置され、さながら方丈記のそれより酷い。予算のほとんどがこの大奥で使われているの、民は城に対して憎悪の目を向けておる。それが耐えられんのだ。」
「重税で苦しんでいる?米が無いのならばおはぎでも食べて空腹を凌げばよいじゃない。なぜ私ばかり我慢しなければならないの?」

「聞いたかい?御台所様の言ったこと。」
「城から降りてきた侍女が言うていたそうだね。」
「米が無けりゃおはぎを食えなんて。そんな高級品1度も口にしたことねえよ!」

「これが現実だ。皆、あの城の豪華な生活のためになんの恩恵もない税に苦しんでいる。役人だってだけで俺たちも悪者さ。」
「あの目は……憎悪」
「あぁ。この国は御台所様によって終わるのさ。」


「舞里姫様をお守りすると誓いましたが……否、貴女の傍にいた私が止めねばならん。この国の崩壊を、止めねばならん!」


この話はベルサイユのばらでいうオスカルではなく、マリーアントワネットに焦点を置いた話だったらしい。しかし、私の殺陣をみた先生がクライマックスの台本を大きく変更した。セリフが少ない代わりに殺陣の多いものに。その結果、本当のベルばら同様、視点がオスカル、つまり大須賀視点になってしまった。
/ 1032ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp