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【BLEACH】

第58章 original〜五月晴れ〜



「もうささこが出ればいいじゃん。」
「何を申しますか!私がなんのためにこの役に立候補したとお思いで??」
「ささこ優しいよ、ポインティが部活入ってなくてクラス外の友達いないからって、ここで活躍して、認知度上げようってね。」
「いいよ、私ひっそり暮らすから……」
「ご主人様!貴方はうら若き乙女なのです!青春の真っ只中です!それを尸魂界での任務に費やして、本当に勿体無い!今あるこの時間を大切に出来ないのなら、死神などおやめください!」
「そうだそうだ!」
「そう言われても隊長だし……」



こうして私は1週間みっちりささこにセリフを仕込まれた。お陰で睡眠時間は削られて、霊力はあれど肉体の体力は平均レベルの私にはかなりキツくていっそ尸魂界に逃げたいものだった。しかも担任がこの文化祭にかける思いが熱く……

「衣装係は明日までに大須賀の衣装を完成させろよ!」

私はダンボールで作った刀でえいやえいやっと戦っていた。

「なんだその弛んだ太刀は!!ポインティ!ついこの前までのお前は熱い目をしていた!刀の扱いに難があれども、セリフを完璧に覚えてそれはもう俺が理想とする大須賀春松だったのに!!本番前にしてなんだ!」
「と、言われましても。」
「俺はなんとしても3年4組に勝たねばならんのだよ!頼むよ!やる気を出せ!」


3年4組の担任とはライバル関係らしい。前年度、舞台部門で最優秀賞を取られてから、打倒と燃えてるとのこと。1年生が舞台部門で優勝すれば、前年度の優勝を越えたことになるからと担任だけが燃えている。


「お前には良いものを用意したぞ?」

そう言って丁寧に梱包された長い筒の箱。それを開けると立派な刀があった。

「レプリカだ。今、刀剣が流行っておるらしくてな、安価だが丈夫なものが買えたよ。俺のポケットマネーだ。」
「そ、うざ、?左文字?」
「重厚感もあって、素人が遠目から見る分には刀にしか見えんだろ?お前に貸してやる。」

箱から刀を取り出して鞘から抜いた。

「軽っ」
「軽いことはないだろう?」
「そっか、真剣とはちがうもんね。」

刀身の部分を弾くと軽い音がした。

「折るなよ?絶対折るなよ??演劇部の方でも使いたいからな?」
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