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【BLEACH】

第58章 original〜五月晴れ〜


翌日には彼はいなかった。昨日のうちに帰ったらしい。

喜助さん、今の私にはあんな目してくれない。そりゃ発達途中だし、性的魅力は無いのかもしれない。というか未成年に手を出すのはダメなんだけどさ。それでも、少しくらいは彼の中にある雄々しいものを感じるだけでいいのに。


「ちゅーくらいよくない?キスしたこともな……あるわぁ……あったわ、それはあった。」


頭の中がそんなことばかりでぽやぽやする。次尸魂界に来る時にはなんとかしときたいところではある。


「ささこー!」
「ご主人様〜!」
「おっ、ポインティおかえりー!」
「七海とささこ、だいぶん仲良くなったね。って、こっちこっち。」
「ななさん、ご主人様はこちらですよ。」
「今は?何の時間?」
「文化祭準備でございます!」
「なにするの?」
「うちの担任、演劇部の顧問でしょ?だから……演劇だよ。」
「えっ、まじ?1年生は暗黙の了解で造形美術じゃなかった?」
「それはほら、演劇部顧問のクラスということで……」

よりにもよって演劇かよぉ。

「待ってセリフある役だったりする?」

ささこがえっへんと胸を張った。

「見てください!先生のオリジナル脚本なんですよ!」
「江戸城の桜?」

ご丁寧にあらすじが書いてあった。

「時は徳川が世を泰平の世に導いた時代。しかし、それは史実とは異なる世界での話。徳川の世は黒船来航を待たずして、乱れ始める。その中心にいたのは江戸城の傾城と謳われた正室 舞里姫。彼女を取り巻く恋愛模様……!?の話!?なんやこれ……」
「配役こんな感じ。」
「うちこれ。側室 花里姫。ほんでこれがポインティ。」
「え、セリフある?」
「ご主人様のためにピッタリな役を立候補しました!」
「大須賀 春松……?男役?」
「舞里姫の護衛。女の子なんだけど男性として生きてるの。」
「江戸城の桜・・・?」



男装、? まり姫、?




「もしかしてこれ、ベルばらなのでは?」
「あったりー!ベルばらの日本バージョンだって!」
「あんま知らんけど……?えっちょっと」


大須賀春松?おおすかはる? おすかる?

「私の役って……!!!」
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