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【BLEACH】

第57章 完現術篇 結


「レン、もし良かったら俺と手合わせしてくれないか?」
「30分後でしたら構いませんよ。」
「おっしゃ。そんなら俺その辺でアップしとくぜ。声掛けてくれ。」
「隊長」
「はい」
「30分以内に浦原殿のところへ行かないと、一護さんと僕で隊長と私闘、いえ、決闘させていただきます。」
「お?」
「隊長の座をかけて!」
「十一番隊かよ。んんんんん、はいはい、わかった!行くって!」


はいはい、と言って勉強部屋を出た。

「テッサイさん、喜助さんいる?」
「店長なら、今し方、買い出しに向かわれました。」
「場所言ってなかった?」
「現世なら空座商店街、尸魂界ならば西流魂街か瀞霊廷かもしくはおふたりの家かでございます。」
「掴趾追雀でもして場所特定できません?」

そんな冗談を言ってると、テッサイさんが少し真面目な顔をした。

「此度ばかりは少々骨が折れるかもしれませんぞ。」
「え。」
「大人ですから態度には出しませんが、あの温和な店長が少々苛立っている様子が見受けられました。」
「謝るだけじゃダメ?」
「そのようなことは。ただ、浦原殿の話もしかと聞いてあげてください。」

おーーーーまいが。

気まずいわ、苦しい。もう早く喜助さん見つけてやろう。


「南の心臓 北の瞳 西の指先 東の踵 風持ちて集い 雨払いて散れ 縛道の五十八【掴趾追雀】」

「これは……ゆうに空座町を包むほどの索敵。限定解除しない状態でこれだけの範囲を索敵範囲内にできるなど、一番隊長に選ばれるだけありますな。」
「精度は甘くなりますけどね。さてさて、どこかなー?」


いっっっったぁぁぁあ!!!!


「居ました!いってきます!」


喜助さんがいたのは空座町の外れ。仮面の軍勢のアジトの近くの工業地帯だ。


「えーっと?この辺なんだけどなぁ。やっぱり範囲広げすぎたら精度落ちるなぁ。」
『ねえ、あそこにいるのってそうじゃない?』

風花の声の方を見ると、高架下にそれらしき人というか喜助さんがいた。

「喜助さん!探してました!」
「分かってますよ。あんだけでかい規模の掴趾追雀をしたんだ。気付かないわけが無いでしょう。」
「だったら高架下に隠れるようなことしないでよ。」
「で、なにかありました?」

うわー。これは確かに何となく骨が折れるかもしれん。物理的に折れた方が幸運かもしれん。
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