第56章 完現術篇 転
ともかく淋しいだろうけど理解してほしい。
彼らの経験した過去と君の経験した過去は別のものなんだよ。
はっ、持って回ったような言い方すんじゃねえよ。“自分の能力”で“既に別のものになった”って言ったらどうだ!
それは違うよ“別のものになった”んじゃない
今までずっと君以外の全員が僕の活躍を読んできたんだ
君だけが誤った過去を歩んでる
君だけ違って淋しいだろう?だけど安心していい
すぐにその想いは最初から無かった事になるから
「あぁ、こんな霊圧バンバン出されたら、周りの魂魄に影響出るよ。妹さんもいるのに。」
「そんなことも考えられないほど一護はおかしくなったのか。」
「こんなのおかしいよ……。」
「私は死神の仕事しなきゃだめみたい。魂魄の安全が最優先。これは任務じゃないもの。貴方たち二人なら秀さんのこと守れるよね。」
「うん、気をつけてね。」
「守護せよ 花月」
花月の刀身が花びらとなり、一護の友達や妹たちの方へ向かう。そして、彼らには眠ってもらった。
「縛道の七十三 【倒山晶】」
これで中は見えないし、霊圧の無い人には何も見えないようになる。暫くはここで眠ってもらって、きっと喜助さん辺りが何とかしてくれるだろう。……ってなればこの縛道、彼に解かれるのか?それは癪だな。ちょっと細工でもしとこうか。
時間にして4分。 戻ると、一護の攻撃は織姫さんの三天気瞬、チャドさんの攻撃で月島には届かないようだ。
「出てこいよ!俺の友達を壁にすんじゃねぇ!!」
一護の魂の叫びは誰にも届かない。
「私的な戦闘は基本は罰則。だけど、月島さんを敵に回すことは尸魂界も敵に回すことになる。周囲の安全は確認した。貴方を反乱分子として処理するよ。上には報告してないけれど、構わないでしょ。これだけの証人がいるもの。」