第56章 完現術篇 転
数時間後、月島のアジトに銀城を除いたXCUTIONのメンバーがやってきた。じっと彼らを見つめていると、月島が私に織姫さんとチャドさんを呼ぶように言った。
「今日はパーティだからね。友達みんな呼ばないと。」
一階には黒崎姉妹、一護と縁ある人物がいるようだ。彼らに危険が及ばないようにしないと。
「そうね。……でも、私貴方達に言われたこと忘れたわけじゃないから。」
XCUTIONの面々に向かって言うと、月島は私の肩に手を置いた。
「沓澤もリルカも、ちょっとからかっただけだ。悪いね。」
「ま、いいけど。」
扉の外を出た途端リルカの声が聞こえた。あの子、本気でアンタにほの字じゃない、ウケるとのこと。
そう思ってくれてるなら勝ち目がある。
「あ!ポインティちゃん久しぶりじゃん。」
「ポインティちゃんも来てたんだねぇ〜〜!」
「やめなって、月島さんに怒られるよ。」
「ポインティちゃんいるの?!どこー!」
「遊子の目の前にいるよ。ポインティちゃんも来てたんだ。」
「うん。みんなも。」
「ちょみんな誰と話してるのさ。」
グラマラスなイケイケ女性がキョロキョロしている。
「一兄のバイト先の店長。月島さんとも知り合いなんだ。」
「一護は?」
曰く、突然一護が月島さんに殴りかかった。だけど、月島さんが許してくれるっていうからここで仲直りパーティするんだ、って。
「一護さ色々たまってたんだと思う。」
「あぁ。あいつ、普通に戻れたからいいって言ってたけどよ。 」
「だいたいそういう時は嘘ついてるんだよ。」
「だからって、お世話になった人を殴るの良くないよ!」
まぁそうだな、喜助さんやルキア、恋次とか殴るみたいなもんだもんな。多分。
「織姫さんやチャドさん呼んでくる。みんなパーティの準備進めといて。」
立派な家を後にして、2人を探す。おっ、私の部下はしっかり仕事してるなぁ。だけど、今からドンパチやると思われる。霊圧の索敵が行われて、彼らの霊力がバレると色々危ない。
「未班に告ぐ、私が次ここへ帰ると同時に月島監視任務は解きます。招集すれば1分以内で来れる範囲まで後退せよ。」
地獄蝶を用いての連絡は最も安全だ。特に対人間の場合。