第55章 完現術篇 序
「じゃあ乱菊さんは誰がいいの?」
「自分達の上司以外ですよ。」
「そ〜ね〜ポインティがいいわ!」
「え、私?」
「二番隊はそもそも私の性に合わないし、砕蜂隊長は仕事できるけど規律に厳しそうでしょ?三番隊五番隊九番隊はよくわかんないから無し。卯ノ花隊長はアリだけど、上官にはしたくないんだよね。」
「わかる気がします!卯ノ花隊長は人としても女性としても死神としてもとても素敵で尊敬するんですけど、それ故に直属の上官よりも、良き相談相手でいて欲しいというか……。」
とてもわかる気がする。
「朽木隊長は絶対嫌よね!あたしには無理無理!」
「なぜだ!兄様はとても素敵な方だろう!」
「ルキア!??!」
死覇装姿のルキアが仁王立ちしていた。
「主役はあとから登場というだろう?」
「準主役だよね。」
「どうしても午前中休めないっていうから置いてきたのよ。」
「義骸ある?でもここ途中から入れないし……。」
「知っている。そのために浦原から記換神機を買った。義骸に入ってくる。」
暫くするとレストラン内が煙に包まれた。義骸に入ったルキアが戻ってくる。
「さぁ、今から2時間しっかり食べるぞ!」
伝票が改ざんされて、食べ放題時間がクリアされている。特殊な記換神機を貰ったようだ。
「そうだ!兄様を上官にしたくないとはどういうことだ!高貴で美しく、頭脳明晰であり強い。厳しさの中に慈愛がある。完璧ではないか!」
「それが、私には合わないの!」
「まぁまぁルキア落ち着いて。」
「私は兄様一筋だ!」
いつの間にこんなブラコンになったの?
「狛村隊長は面白いけどVシネっぽいし。漢の絆とか、大事にしそうじゃない?私そういうの苦手。あとは……更木隊長に涅隊長?無い無い。やっぱりポインティがいいわ。」
「うん、確かに。ポインティちゃんがいいかも。リンちゃんとても楽しそうだし。」
「あんた、尸魂界に居ないこと多いから仕事は多そうだけど、上官がいないのって監視がいないみたいで楽じゃない?」
「乱菊さんそういうこと?!」
「いやいや、総合的に見ても良い隊長だよ!」
「兄様には劣るがな!」
「待って一人忘れてる!……山本元柳斎重國総隊長。」
みんなの時が止まった。
「ないない〜1番無い!」
「うん。無いかな。」
「総本部への異動を言われたら休隊を申し出るな。」
