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【BLEACH】

第54章 original~反実仮想篇~


「喜助さん可愛い〜!」
「じゃなくて!真剣に聞いてくださいっス!」
「貴方が私の手中の外にある理由ですよね?ある意味手中にある気もしますが。」
「貴女の意識がこの世界に閉じ込められてから、アタシもこの世界にやってきたんです。これは貴女の脳内にある幻ではない。存在する空間なので干渉ができるんっスよ。しかし、誰でもできるわけではない。その空間に存在する人物であることがまず第一条件っス。そして、未練ある過去の時間軸、場所等が共通していること。」
「最初からでは無いですよね。多分、私が家を荒らした時、翌朝。あの時から喜助さんの雰囲気変わりました。」
「ご名答。そうです、あの時っスよ。懐かしいもんっスね。」


未練ある過去が喜助さんと共通していた事実が嬉しかった。


「この世界は、あの事件がなかったらというifの世界っス。先程藍染を倒したんで、この世界における101年後に藍染による侵略の未来はありません。なにか新しい問題がない限りはこの世界で平穏に暮らせるでしょう。ま、その前に来たる調査隊に六車サンのこと、藍染のことを話す必要がありますけどね。」
「初めの質問の答え、聞かせてもらっても?」
「現実へ帰ろうと言わない理由っスね。1つはこの世界から出るには貴方がこの世界を否定するかもしくは満足するかしかありません。そうすればこの世界は崩れ、我々は戻ることができます。」

私がそう思わなければ喜助さんもここにいなければならないということか。

「喜助さんにとっては片道切符も同然じゃないですか。」
「ええ。それでもアタシは来ました。貴女を一人にさせたくはなくて。」
「私がこの世界の真実を知らなければ1人だと言うことも気づかなかったかもしれないのに。」
「言い方を変えましょう。貴女にはこの世界の"僕"と共に居られるかもしれませんが、現実世界の"アタシ"には貴女がいません。耐えられると思いで?」
「ん〜どうしよ、喜助さんが可愛い。貴方、そういうこと言う人でしたっけ?」

雨が弱くなり、雲が切れて朝日の光が射す。

「さぁ?どうだったか。理由の2つは、僕もこの世界が案外好きみたいっス。もう少しならここにいてもいいと思うくらいには。アタシの肩に乗るものといえば……そうっスね商店のことくらいっスから、2日や3日ならテッサイ達が上手くやってくれるでしょう。」
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