第11章 尸魂界篇:旅禍侵入
「お前、本当に人間なのかよ」
「人間ですよ。」
旅禍はずっと攻撃を避けているだけだ。
「じゃあなんでここにいるんだ」
「死神だからです。」
「お前も誰かに死神の力を与えられたのか?」
「いいえ、元から備わってました。理由は分からないですけど。」
「元から……?」
「さっきから受け身ばかりで楽しくないんですが。」
高い金属音が響く。
「やりにくい!!あーーー!!もう!やりにくい!!」
「えっ」
「人間でしょ?あんた、ルキアを助けに来たんでしょ!?あーーーーーもうっ!!ったく!!せめてもっと好戦的だったらさ!!」
同じ人間、同じ死神、できっこないけどルキアを助けに来た、
私がこの人と戦う理由は
ルキアがこうなった全ての元凶がこの人だから、それだけ。
「お、おいどうしたんだよ……」
「私は、西浜中学校2年の佐伯ポインティ!」
「お、おう……え、中学生?」
「そうよ、中学生よ。多分貴方より年下。貴方も名乗って!」
「俺は空座高校1年、黒崎一護だ。」
「一護さん!私と戦ってください!!!一発叩き切らせてください!!」
「え、いや、え?」
「人間だからとか女の子だとか、年下だとか今は捨ててください!じゃないと私、貴方を殺します。」
私の覇気に負けたのか、黒崎一護は刀を構えた
「同じ人間なので殺さないよう努力はします。でも私は貴方達を捕縛しろとの命を受けているのでそのつもりで。」
「おう。」
「先行はお譲りします。」
黒崎一護が動いた
甲高い金属音。
「片手だと……」
彼の太刀を片手に持った刀だけで受け止めた
刀を思いっきりこすりけるように放すと
相手の刃に炎が移った
「うわっ」
炎を払うように刀を振り回す。
彼は私と距離をとった。
「ルキアを助けなきゃならねぇ。死なねぇでくれよ。」
刀を振りかざす
その時の彼の顔は迷いがあった。
息をゆっくり吐いて刀を振り下ろすと霊圧の刃が向かってきた。
私は花月を呼び起こした。
目の前に大きな花が現れる
周りが煙で充満した。
「やった……か?……え」
目の前に花の盾を用意し、霊圧を吸収させた。
その霊力をそのまま彼にお返しした。
返撃大華砲だ。
多少の傷はあったが彼は立っていた。
「貴方の霊力をそのまま返しただけですよ。」