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【BLEACH】

第54章 original~反実仮想篇~



「こりゃ派手にやりましたね〜」


翌朝、喜助さんが部屋を片付けていた。私はというと布団をかけられている。


「懐かしいものばかりだ。どうッスか?何か思い出せます?」

差し出された写真を見て首を横に振る。喜助さん曰く、夜一さんの誕生日会の時に、おめかしした夜一さんに嫉妬して不機嫌になっている幼い私らしい。

「夜一さんはこういう服は好まないんで、いつもお下がりくれてましたね。あっ、これはどうすか?」

また首を横に振る。

「これは、かくれんぼしてる最中にポインティが隠れた場所で寝てたんで、カメラ持ってきて写真撮ったんッス。あっ、これは覚えてるんじゃないッスか?」

見せられたのは、京楽隊長がいる花見の席だ。

「なんとなく……。」
「おお、これは、ポインティサンが初めて稼いだお金で連れてってくれた料亭ッスね。」

床にどかんと座って写真を眺めて笑う喜助さんが少し面白い。

「ほら、ポインティサンもこっち来て見てみましょ。」

誘いに乗って共に思い出に浸る。ひとつひとつ丁寧に見たらアルバムへとおさめた。喜助さんも懐かしむようにゆっくりと見ては、私にその時の状況を説明する。学校での様子を報告する子どものように無邪気なものだった。

昼前には全て片付けることができた。

「喜助さん、仕事は?」
「いいんッスよ。そんなことよりも、貴女のしたいことはあります?」
「したいことかぁ。急に言われてもな。てか、やめてよ。喜助さんは仕事して!」
「ま〜行ってみますか。」

2人で坂道を下り、十二番隊隊舎まで行く。

「お前ェェエエ工!!!どこ行っとったんじゃあ!!!!!!」

ひよ里の怒りはもっともである。喜助さんは無断遅刻らしい。

「昨日の事件の書類纏めたから!ここに印押せ!それから、新型義骸開発!お前が言い出したんやぞ!」
「なんだ生きてたのかネ。ドブ沼の底から腐乱死体として見つかればよかったのに。」
「おいお前!ウチはこんな奴の部下は絶対嫌やかんな!ウチがここおる間は生きとけよ!でもお前を隊長として認めてはないからな!断じて!」
「何を言ってる。私がここの局長になった暁には君のような無能で喧しい小娘はクビだヨ。」
「テメェ!!!ウチの役職言ってみろよ!あぁん!?」

喜助さんは特に止める様子もなく、その光景を笑って見ていた。
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