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【BLEACH】

第54章 original~反実仮想篇~


「こうなっては仕方ありません。僕がおびき寄せるので貴女は瀞霊廷へ走ってくださいッス。起きろ 紅姫」

解号と同時に赤い閃光を放ち、虚を牽制した。

「硬いッスね〜。こりゃ一筋縄では行かなさそうだ。縛道の六十三【鎖条鎖縛】」

鎖が虚を捕らえるが、それを突破した。

「虚化して力が強くなってるから、鎖条鎖縛じゃ効かない。」

すると、後ろからパリンと結界が割れる音がした。倒山晶が破壊された。そして中にいた5人の死神のうち3人が死覇装を残して消え、2人がその顔に虚の面を着け、唸っていた。

「魂魄が消滅してる……これが魂魄自殺。」
「全く……何故その言葉もご存知なのか!」

喜助さんが私を抱えて移動し、3人の虚から挟まれない位置に立った。


「ポインティサン、貴女にこんなこと頼むのは申し訳ないですが」
「なんですか。」
「あそこで蹲る御二方、今ならまだ制圧が可能です。お任せしてもよろしいですか?もし、僕が虚化した死神さんを制圧する前に、暴れ始めたらその時は逃げてください。」
「なんでかわからないけど、できる気がするのよ。」
「過信はよくないですよ。」

喜助さんが手を掲げた。

「破道の七十三【双蓮蒼火墜】」

完全に虚化した死神を鬼道で飛ばして距離を取る。

「縛り紅姫 火遊び紅姫 数珠繋ぎ」

連続技を繰り出すが、死神離れした装甲故にそう簡単には制圧できなさそうだ。私もやらねば……!

「鉄砂の壁 僧形の塔 灼鉄熒熒 湛然として終に音無し縛道の七十五【五柱鉄貫】」

五柱鉄貫が二人分施される。

「一度の発動で2つ分の鬼道とは……いつの間にそんな技術つけたんだか。」
「やってみたらできちゃった。でも……完全虚化じゃないから抑えられてるだけ。気は抜けない。」

五柱鉄貫の鉄の杭が震え始める。

「ほら、ある程度弱めないと。殺すつもりはないけれど破道の六十三【雷吼炮】」

身動きがとれない相手へのほぼゼロ距離攻撃だ。無傷ではいられまい。五柱鉄貫の拘束力が弱まったはずなので縛道を重ねる。

「縛道の七十九【九曜縛】」

一人は完全に鎮圧できた。が、もう1人の姿が異形のものとなる。その形はまるで蟷螂のようだ。

「ポインティさん、ここを離れて!」
「強い相手を殺さずに鎮圧は難しい。喜助さん、この蟷螂は私が引き受けます。」
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