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【BLEACH】

第54章 original~反実仮想篇~


彼はからかってるのかなんなのかわからないけど笑っている。

「調べもんしたいなら、図書館行ってみたら?真央霊術院にもあるやろ。」
「そうだね。ケチャップの作り方もスマホも書いてあるかわからないけれど、調べる。この違和感がなんなのかしらべてみる。」
「そのオムライスが美味しいんなら、ボクにも食べさせてな?」
「美味いぞ〜っ!とろとろふんわり卵のオムライス作ってあげる。」
「楽しみにしとく。」

ギンと別れたあと、まだ学校が空いているので図書館へと向かった。


現世で出版された本にオムレツの記載はあるが、オムライスなるものはヒットしない。ニアピンで言えばライスオムレツだが、少々私の求めているものと異なる。
また、スマホというものは全くもってなんの記述もない。ついでに家電のなかでも三種の神器、新三種の神器と呼ばれた……呼ばれたという事実が今のとこないのだが、私の記憶に確かにある、それらの名前の記載は無い。そういった用途のものは瀞霊廷内にあるけれど、もっと家庭に普及したものがないのだ。

「違和感……他の知識……何かあるかな……。あ、そうだ音楽。アニメ、あっ、アニメ。」

アニメ作品の名前なんてヒットしない。そもそもテレビがないのに、アニメーションが流通するはずがない。

では、あの記憶はなんだ。確か幼い頃、魔法少女系アニメを見て箒にまたがれば空を飛べると思ってた。あの頃のきらきらとした夢のような……

うん?幼い頃……?喜助さんと山でかくれんぼしたり、お人形遊びしたり、家庭菜園をしたり。何にも縛られない暮らしをしていた。

違和感の記憶を辿ろうとするが、また霧散して上手く掴めない。

「駄目だ。これは根本から調べてみるか。」

『記憶障害』『知らない記憶』などで調べてみる。医学書を見てみるが専門知識である上に、なかなかの量だ。ここから情報を得るには根気がいるだろう。

ため息をついていると館内放送で閉館時間10分前であるとアナウンスがあった。

仕方なく外に出てみる。広い空は紫に染まり、幻想的であった。一番星が輝き、夜がすぐそこまで来ている。



「おや、こんなところで出会うなんて奇遇ですね。」
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