• テキストサイズ

【BLEACH】

第52章 original~空座町怪死事件篇~


「父親……?」
「そう、アタシは死神と人間の母の間に生まれたハーフ。片桐アリカ。このサングラスをかけないとあんた達の事見えないけど。」

原宿のショップ店員にいそうな見た目のアリカは白衣に手をつっこんだ。

「さーて、ここに来て何するつもりー?」
「ここの2階、3階にいた死神……みんな貴方が殺したんですか?」
「あたしじゃなくて、あたしの子がね。ん?あたしの子の子かぁ?まぁどっちにしろ、あたしの子が生きるための養分になってくれたんだよ。人間の脳より死神の脳の方が霊力があって美味しいって、気に入って、困った困った〜。まだまだ人間に産み付けて孵ってない卵もあるのに。」
「脳……?」
「蟻の化物。あれは、人間に卵を産み付けて、長時間かけて脳を栄養源として孵化し、働き蟻として女王蟻の元に戻るんス。女王蟻は働き蟻を養分として生きている。」
「アタシのこどもを、化物ヨバワリなんて、ヒドイなぁ?ちょっと普通とちがうだヶだヨ?」
「それが変死事件の真相……」

「うちのパパね、自作で本来の姿が違う義骸?を作ってここを何代も継いだんだけど、霊力?が無いから、普通の死神よりも寿命がかなり縮んだらしいんだよー。本当は自分の手でこの研究を完成させて、尸魂界に復讐したいってことだったんだけどー、それは無理そうだからって、東大の医学部を出てドイツの国立大学で研究してた母を口説いて結婚したんだー。で、あれ、見えるー?」

アリカが指をさした先に円状の筒があった。

カチという音と共に、円状の筒が緑色に光った。

中には"脳"があった。

「……っ」
「あれね、うちのママだよぉ。あんまり憶えてないけど、ママは頭良かったんだって〜。ママの知識をコピーして、アタシに移植したんだぁ。それでね、パパにこの研究について教えてもらって、継いでるってぇわけ。ぶっちゃけ?尸魂界?よくわかんないし、これないと見えないから、どーでもいいんだ。あたしは、あの子を生かす、それが目的。パパはね、この病院の患者さんの中で苗床として相応しい人間の研究してたんだ。そのデータを元に、適性反応を示した人間の家族に卵を植え付けさせた。あの子が完全体になったのって最近なのよね。完全体になったあの子に呼応して働き蟻が続々と孵ってる。その服、汚れてるね。ってことはどこかで見たんでしょ。これが貴方達が知りたいであろう首無変死事件の真相。」
/ 1032ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp