第51章 original~投獄篇~
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「貴方には捕捉命令が出ています。もう無駄な抵抗はやめた方がいいと思いますよ。」
私はゆっくり近付いた。
「く、来るな!! 」
すると突然辺りに冷気が立ち込め、六ノ宮黎明の足が凍った。
「卍解 大紅蓮氷輪丸」
倒れていたはずの冬獅郎が卍解して攻撃を仕掛けたようだ。
いや、冬獅郎だけではない。全員まだ動けるようだ。
「私の斬魄刀の能力だよね?使うならちゃんと使ってよ!!花月と水月の技使ったんでしょ?!なんで全員生きてるの!?」
「阿呆、ちゃんと使われたら適わんわい。」
蔓から脱出した平子さんが手首を鳴らして歩いてきた。
「隊長とは言えども、死神歴数年のお前の斬魄刀の能力に負けはしない。」
「えぇ?結構苦戦してましたよ、隊長?」
「冬獅郎〜〜〜っ!!!見た目私と変わんないのに!!!」
「まぁまぁ、ポインティサンの強さは、チートな斬魄刀の能力に依存するものでないという証明になったってことで〜」
と喜助さんが扇子をパタパタしている。
「炎月……!!くそっ!!」
炎月を利用して氷を溶かそうとしている。
「とは言え、ポインティサンの斬魄刀は厄介ッスからね。彼女の霊力も高いことですし、ちゃんと持ち主に返してもらいましょうか。」
皆が代わる代わる攻撃するのを、力のない私は見ていた。
こうやって第三者の目線で自分の力を見れるのは良い経験だ。勉強になるなぁ、などと考えながら、後で氷月や花月による傷の手当しなきゃとその戦いを見ていた。
「縛道の六十三【鎖条鎖縛】」
喜助さんの鬼道によって六ノ宮は拘束された。
「さて、貴様の動きは封じた。ポインティの霊力と斬魄刀の能力、返してもらうぞ。」
「手はあるのかよ?」
「ええ、あるッスよ。調査済です。ポインティサン、こっち来てもらえますか?」
六ノ宮黎明はふっ、と笑った。
「卍解【傀儡人形】」
「なに!?卍解だと!!」
彼の斬魄刀は光を帯びた。
その瞬間、私の元に霊力が戻ってきた
「あ、霊力がも 」
声が出ない。
「霊力が戻ったのか!」
「しかし、此奴は卍解を……喜助、こいつの斬魄刀の能力調べたんじゃなかったんか!」
「す、すみません、データになかったもので」
六ノ宮は笑い出した。
「卍解については申告していないから誰も知りませんよ。」
