第51章 original~投獄篇~
--------------
隊首室には既にポインティサンはいなかった。
後は運次第……
さて、次の犠牲を出さず彼女の潔癖を証明する第2作戦の開始っスね。
4日後―3:28.東流魂街
「えぇ、はい。かしこまりました。」
六ノ宮黎明が東流魂街にいるとの連絡が平子さんからあり、合流したそのとき、彼女を見張っている鏡山リン副隊長から『ポインティの霊圧が消えた』との連絡があった。
彼があそこを狙うのは数日の動きで予測できた。お陰で……夜一さん、お願いしますッス……
彼は女性に刃を突き立てた
「きゃ、きゃぁぁぁ!!!」
女性の悲鳴と共に彼を囲む数々の人影。
「な、……!!なんだ!!君達は!!!!」
蹲る女性がパンッと破裂した。
「!!?」
ニヤリ、と笑う夜一さんは纏っていた羽織を脱いでいつもの戦闘服に着替えた。
「お主が斬ったのは、携帯用義骸・改じゃ。」
「四楓院夜一!!」
「だけではない!」
「六ノ宮クーン、奇遇やなァ、こんなところで会うなんて。」
「面白い斬魄刀ッスね〜貴方ではない霊圧を纏っていらっしゃる。」
「なぜ……平子真子に浦原喜助が!」
「俺らだけちゃうで、ほら、隠れてんと出てこいよ。」
朽木サン、阿散井サン、日番谷隊長に、松本副隊長が出てきた。
「よぉ、お前を捕らえに来た。」
彼の持つ斬魄刀はポインティサンの霊力を纏っている。
「……それが【絡繰】の能力ッスか。成程、藍染が嫌ったのもよくわかる。」
「そうか……捕らえにきた、ということは全てを知ってしまったということですね。」
彼は斬魄刀を構えた。
「守護せよ 花月」
「その解号は―ポインティの!!」
朽木サンが言い終わる頃、その刀身は花月そのものとなっていた。
「お主の斬魄刀は何らかの方法で、"霊力そのもの"を奪うことができる。そして、それを扱うことができるのじゃな。」
「奪う……か、そこまで出来れば完璧でしたね。生憎、私は"借りる"ことしかできません。」
霊力そのままを借りることで、斬魄刀の能力もコピーできる上に、鬼道も使えるようになるのだとか。