第51章 original~投獄篇~
六ノ宮黎明は、六ノ宮家の歴史上、とても優秀で死神のセンスを持って生まれてきたそうだ。
そんな彼に一族は再興を期待した。
順調に真央霊術院を首席合格、席官の席を用意されてエリートコースまっしぐらだったという。
入隊して間もなく、始解を会得。
その力で、数々の任務をこなしていった。
しかし、当時の隊長は彼のその斬魄刀の能力を危惧していたという。
故に、蛆虫の巣へ送られた。
「当時の隊長?……て、藍染?」
「あぁ。そうじゃ。」
自分の霊力を利用され斬魄刀の能力を悪用されたら困る、とでも思ったのか。
「隊長にもなり得る人材だったそうじゃ。」
「一族の再興を背負っていたのに、斬魄刀の能力のせいで脱退……なるほど、護廷十三隊を恨む理由にはなるッスね。」
「でも、復隊しようとしてるんだよね?」
喜助さんから、尸魂界でわかったことを聞いていた。
「一族を再興するにはどんな手を使っても再興したいのではないでしょうか。」
「でも、私を排除しようとする理由は?」
「これはあくまでも憶測ですが…」
扇子を広げた
「一番隊の隊長を狙っているのでは?」
え?と声を漏らした。
「一番隊は旧体制の時よりエリート集団として有名ッス。ポインティサンが隊長になってからの新体制の一番隊も、特殊能力所持者、実力者が集められ、実質エリートばかり集まっています。つまり、その集団の長になることができれば……六ノ宮の名前は光を浴びることになるでしょう。」
「私を嵌めて、除隊させて、空席の一番隊隊長に……なるほど」
やっと、点と点が繋がった。
「もしかして、一族ぐるみでこの件を動かしているのかな?」
「中央四十六室にも六ノ宮家の者はいる。影響力は強いそうだ。……そう考えられるかもしれんな。」
「そっか……。」
「とにかく、六ノ宮黎明との接触しなければなりません。
……ポインティサンも尸魂界へ行きましょう。」
「……うん!」