第51章 original~投獄篇~
「斬魄刀の能力?そんなんで収容されんのかいな?」
「まぁ聞け。奴の斬魄刀、【絡繰】は他人の霊力を自在に操ることができ、その持ち主を具象化するんじゃ、またその霊力の持つ斬魄刀の能力をコピーすることもできる。」
「待ちや、それ、詳しく言うてな、」
「絡繰は人を操る、のではなく霊力を奪ってその霊力の持ち主を具象化することができる。実際、虚の霊力から虚を作り、操って戦っていたという記録もあります。」
「じゃ、そいつやったらポインティちゃんの霊力をコピーすることができるんちゃうんけ?」
「ええ。可能性はありますね。…では、いつポインティさんの霊力をコピーしたのか、、、」
「奴が脱獄したのは最初の事件がおきる三日前だ」
「三日前、ポインティさんは尸魂界にはいなかったでしょうね。」
「あぁ、俺が就任してからはめっきりこんくなったからな。」
「と、なるとこいつは現世に趣いたことになるッスね。」
「そう思って断界を通った者を調べてきた。技術開発局でな。」
「夜一さんも行ったんッスね〜で、どうでした?」
「事件当日の朝、怪しい一行があった。」
「怪しい一行?」
「中央四十六室からの極秘の命で現世での任務に当たった者の中に六ノ宮黎明らしきものがいた。顔を隠しておったがの。数時間後、奴らは尸魂界へ戻っていったぞ。」
「四十六室からの極秘命令?なんやそれ。」
「さぁな。ただ一つ言えるのは……この一件、中央四十六室が絡んでるかもしれん。」
「んなアホな…そんなことあり得るか?」
「……六ノ宮黎明はいまだ逃走中ッスか?」
「あぁ。今はポインティの捜査を行えとのお達しで危険分子は後回しになっておる。」
「まぁ、四十六室云々より六ノ宮黎明がこの件に関わっていることは黒に近いですね。さて、次にすることは…夜一さん、六ノ宮家ってどんな貴族様なんっスか?」
「六ノ宮は上級貴族じゃったよ、儂らがここにいたころはな。没落した。理由は六ノ宮家の者達が各所で汚職を繰り返したからという話じゃ。しかし、六ノ宮自体は健在じゃ。死神の他にも鬼道衆になるものもいる。その上、現中央四十六室に二人も六ノ宮家出身の者がいる。」