第51章 original~投獄篇~
「これでひとまずは貴女を匿うことはできるでしょう。」
私を布団に寝かせると隣に座った
「ありがとうございます。」
「ポインティさん、ぶっちゃけ霊力どこまで戻ってますか?」
「……鬼道二十番台、連続使用は不可って感じ」
喜助さんは目を瞑った
「そうッスか……」
その反応は恐らく、思ってるより回復してないということだろう
「とにかく、義骸に入りましょうか。」
この家を出ていく時に義骸は脱いでいった
「夜一さんが現場を見に行ってくれたそうです。貴女がやったと見て間違いないと言える状況のようです。」
「……」
「しかし、霊骸の件もありましたので貴女の力をコピーする何か、がいても不思議ではありません。霊骸の筋も捨てられませんが」
「誰かが霊骸を作ってるってこと?」
「可能性の一つとして有り得るって話ッス。」
「…その犯人捕まえなきゃまた被害者が出るかも」
「貴女を装った犯行ならば……可能性はありますね。」
私は悔しくて布団を握りしめた
「覚えてるッスか?私が貴女の中に崩玉を御すための鬼道を仕込んだ時のことを。」
「霊力を限りなく0にした状態にまで持ち込みましたね。」
「はい。あの時、全回復までに何日かかりましたか?」
あの時は確か天月ちゃんが薬をくれたから
「天月ちゃんの薬を貰ったんで、霊力に関しては7日後にはある程度霊力は戻ってたかと。」
「……確かあの時、鉄砕さんは10日はかかると言ってましたね。蓬莱家の薬は霊力を戻す力を養う薬もある。その薬を飲んでいたと仮定すると、手元にその薬が無い今、ポインティさんが全く霊力を使わずに回復することだけに集中してかかる時間は……」
「あの時ほど霊力は減ってませんよ。」
「…そうだとしても、7日~10日は見積もった方が良さそうッスね。あのときは霊子が充満する尸魂界で霊力を回復していたッスから」
「そんなにですか」
「長いように感じるかもしれませんが、それまでにアタシ達でできることは全力でします。」
喜助さんは帽子を深く被ると研究室へこもった
私は本当に喜助さんに助けられてばかりだ。
とりあえず、私に出来ることは霊力を回復することだけだ。
早く霊力を回復して、真犯人を捕まえよう