第51章 original~投獄篇~
「男になった証拠だから恥ずかしがることはない、だってよ。赤毛野郎が。」
「ち、ちがうて!恋次!!」
「大体、こういうもんは枕の下か布団の下だっていう相場があるんだ……よ!!」
「あぁぁ!布団が!!枕が!!」
「ねぇな〜」
「もしや、貴様、私の部屋に隠しているのではないだろうな!!許さんぞ!!!」
私の部屋……って押入れ!?
「あ!ねぇさん!!違う!押入れには無い!!」
「押入れ……!!ルキア、押入れには無いんだ!!」
「なんだ、二人して急に……そうか、ここにあるんだな!!不潔な奴らめ!!私の部屋にそんなものを隠すなんて!!恥を知れ!!私が燃やしてやる!!!」
バンッと放たれた扉から光が入ってきた。
「さぁて……どこに………………!!!!」
ルキアは何故か扉を閉めた
「恋次、窓を閉めろ、カーテンもだ」
「お、おう」
そして再び開かれる
「ポインティ、」
「ルキア……」
ルキアは私に手を伸ばした
ごめんなさい、喜助さん私見つかっちゃった
20番台の鬼道ですらままならないくらいの霊力の今、彼女から逃げる術は無い
私は静かに目を瞑った
ルキアの手は私を捕らえることなくそのまま優しく私を抱きしめた
「ルキア……?」
「ポインティ…無事に逃げられたのだな……」
恋次が押入れの中を覗く
「なんだ、ここにいたのか…」
二人の表情は私の想像とは違うかった
「二人共、私を捕らえに来たんじゃ……」
「あぁ、そうだ。ポインティを捕らえろという命令だ。」
「だったらなんで……」
「なんでだって?無実の罪のお前を捕らえるわけねぇだろうが。俺達はお前を捕らえるつもりはねぇよ。」
「え?」
「ポインティが殺人なんてするはずがない。……ポインティは私を助けてくれたではないか。今度は私の番だ。」
ルキアが私の手を握った
「…今度はって……虚圏にいた時助けに来てくれたじゃない」
「ま、あの時は実際、助けた、とは言えん状況だったからな!今回はしっかり助けられてくれ!」