第51章 original~投獄篇~
全くもって意味がわからなかった。
「死体は凍った者や死因が溺死の者、また普通の刀ではつかないような大きな傷、全く消えない炎で焼かれた者、無数の何かで体の内側から傷つけられた者がありました。」
私の斬魄刀の能力たち……
言葉を失った。
「貴女がやったとしか言えない現場の状況ッス。」
「まさか、私を装った何者かの犯行……?」
「そう考えるのが無難ッスね。」
私が容疑者になった理由は理解した。
「喜助さん、なんで私を助けてくれたんですか」
「なんでって………貴女はアタシのような想いをする必要ありませんし、させたくなかったんッス。」
そう言った喜助さんは顔を逸らした。
「二日目の事件が起きたその日、家に来ていた蓬莱さんに緊急帰還命令が出たんです。その時点で尸魂界で何かあったんだと察し、夜一さんに様子を見に行ってもらいました。」
「緊急帰還命令が出たのは恐らく、私が容疑者だと確定したからではないでしょうか。」
「その通りです。夜一さんからの連絡があった頃には既に貴女は尸魂界でした。これから査問が始まる。でもまだ状況証拠しか揃って無いから数回は査問会が開かれると踏んだアタシはポインティさんを救出する作戦を練りました。朽木さんの時とは違ってアタシは尸魂界へは入れますから、夜一さんとアタシで実行する予定でした。が、尸魂界もアタシと貴女の関係上、こちらにも探りをいれてきました。」
「え?喜助さんにも?」
「事件の話を大雑把に知らされた上で任意の事情聴取と、暫く一番隊は活動できないから物資の調達などはできない、入用の時は連絡をくれといったような話もありました。恐らく、病院から帰ったその日にアタシと電話していたことも重なっての聴き取りでしょうね。」
「なんだか迷惑かけてしまってすいません」
「貴女が謝る事ではない。…その後、数日の間は普通に過ごして、見張りなどついていないかの確認を行いました。そうこうしていると、ひよ里さんがここへやって来たんです。」
突然の意外な名前におどろいた
「ひよ里?」
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