第51章 original~投獄篇~
「ずっと着けてたんスか?」
「はい。」
「通りで霊力が少ない訳だ…すぐ気付かなくてすいませんっした。」
喜助さんはそのブレスレットを工具を使って破壊した
「この残骸の処理をしてきます。」
鉄砕さんは部屋から出た。
「これ外したからと言ってすぐに霊力が戻るかと言われたらそうではありませんが…」
「喜助さんにこんなことさせてしまってすいません」
掠れた声で言った
「遅くなってすいませんでした。」
「助けがくるなんて思ってもみませんでした。」
「何故貴女が殺人罪で問われたか、知ってますか?」
私は首を横に振った
「なんにも知らないんです。全く知らないんです。なんで私が……査問の時は発言出来ないし……無理にしたら罪が重くなって」
「辛かったでしょう。よく耐えてくれました。」
「教えてください、なんで私は…」
「お疲れのようですし、明日にでもと思いましたが……そうですね、話しましょうか。ポインティさんはそのまま横になって聞いてくたさい。」
喜助さんは口を開いた
「尸魂界で二夜連続で大量の殺人が行われたんッス。貴女はそれの容疑者なんです。」
「違う、私じゃ」
病院に運ばれた日とその翌日の夜の事をやたらと聞いてきたのはそれか
「わかってるッス。貴女がそんなことするはずがない。できるはずがない。」
「喜助さん……」
「僕はポインティの味方だ。」
その言葉が何よりも嬉しかった。
「なぜ貴女が容疑者になったか、それは貴女がそこにいたことが立証されるからッス。」
「どういうこと?」
「貴女が現場にいた、と説明できる状況なんですよ。」
意味がわからない。
そこにいない私がそこにいたことになってる?
「霊子でもあったっていうの?」
「その通りッス。」
私はえっと声を出した
「現場には貴女の霊子がありました。」
「もしかしたら、通ったことがある場所かもしれない……」
「一日目の現場は上級貴族、六ノ宮家の敷地内、二日目は鬼道衆第八詰所。」
「…行ったことない」
「縁遠い場所に貴方の霊子があった。さらに死体にもそれが付着していた。それだけではない、貴方が斬魄刀を使った形跡も残っています。」