第51章 original~投獄篇~
「今のアナタは人間の女の子と大差無いです。全力疾走できるッスか?」
「……」
私は大人しく運ばれた
地下道の突き当たりまで来た時、そこから登って地上に出た。
「さて、もう少しで瀞霊廷を抜けられるッス。」
喜助さんにおぶられて、進んだ
「白道門が…」
白道門が開いている。
「さぁ、行きましょう」
無事に瀞霊廷を出ることができた。
そこからまた走って森へ向かっていく。
「ここは…」
かつて私たちが住んでいた家だ。
「ここを思いつく人は護廷十三隊の中でも京楽隊長クラスくらいでしょう。」
「たしかに。」
家の中には大きな木箱があった。
「なにこの木箱」
「偉いやつれたなァ。ポインティちゃん。」
中庭から顔を出したのは平子さんだった。
「ええから、こん中に入れ。こそこそとここで穿界門開いたらかえって危険や。」
「因幡影狼佐の事件以降断界の管理が厳しくなったことは知ってますよね。きっと、貴方がこの状態で通ってしまえば見つかる確率も高くなります。」
「だから堂々と正面から突破っちゅうことや。既に正式な門開く許可はとってある。」
平子さんはどこか私を見ていないような気がする。
「こんな大きな箱、怪しまれません?」
「大丈夫ッス。アタシ、このくらいの結構大きな荷物持ってここと行き来してますから。」
「喜助が一芝居しとるし、今は怪しまれることはないやろ。時間の問題やろうけどな。とりあえずは尸魂界から出ることが先決や。」
「平子さん、こんなことしたら……折角隊長に戻れたのに…」
「せやから、視界に入れんようにしとんや。俺が運ぶのは研究材料や。はよしぃ。」
喜助さんが私をみて頷いた
木の箱の中に入った。
「念のため、2重で底を作って、その上にこれを置きます。寝転んでもらって良いですか?」
私は上手にカモフラージュされて庭に運ばれた
「桃!」
「平子隊長!隊の中で屈強な人達を連れてきました!」
「そーかそーか!ほな、頼んだな。精密機械やから丁寧に扱えよ。」
「うっす!!」
「皆さんスイマセンねぇ〜なんせ一番隊の人たちが来てくれませんから、物資の調達ができなくって〜」
恐らくこのまま穿界門へ連れていかれる。