第51章 original~投獄篇~
母を宥めて学校へ向かった。
「救急車で運ばれたんやろ?」
「大丈夫なん?」
「大丈夫やで。心配かけてごめんよ、」
クラスメイトが人集りを作る。
私は普通に授業を受けて普通に生活して帰った。
夜、宿題を自分の部屋でしていると近くで自分のよく知る死神の霊圧を感じた。
自分の部屋の窓を開けると3人の人影が空を走ってこちらに来るのが見えた。
「砕蜂隊長に冬獅郎と平子さん?どうかしたんですか?というか、この豪華な顔触れは一体……」
隊長3人というあまりにも豪華な顔触れが並んでいる。
砕蜂隊長はともかく、冬獅郎はどこか伏し目がちで、平子さんはかなり不機嫌なように見える。
「尸魂界でなにかあったんですか?」
不安が募ってきた。
「中央四十六室から出頭命令が出ている。」
そう口を開いたのは砕蜂隊長だった。
「出頭?私に?」
「あぁ。そうだ。」
出頭というと、出向けということだ。
一護の出頭命令の時のことが頭を過ぎる。
思い当たる節が……一つだけあった。
ギン隊長のことだ。
何かの拍子でそれがバレたのかもしれない。
私が困惑していると口を開いたのは冬獅郎だった
「俺達はポインティを必ず出向かせろという命令でここへやって来た。とにかく、そのままでは連れては行けない。すぐに肉体と分離しろ。」
「え……うん。……ささこ!」
ささこはその話を聞いていたのか、少し不安そうな顔をしている。
「私の肉体をよろしくね。」
「かしこまりました…」
私は窓から外に出た。
「斬魄刀は預かる。」
素直にそれに従った。
「私の斬魄刀、結界とかに入れないと霊圧が届く範囲ならば手元に戻ってきますが……」
と言うと砕蜂隊長は斬魄刀を紫にほのかに光る透明な箱に斬魄刀をしまった。
斬魄刀を手元にと念じても無駄だった。
平子さんは私と全く目を合わせようとしない。
私がギン隊長を逃したことを怒っているのか?
不安で口を噤んだ。