第50章 original~怪異篇~
続いてシャーロットは私に霊圧の塊、虚閃を投げてきた
左手には当らないようにしなければ。
「すごい威力の虚閃ね。」
「この技は虚閃というのですね。」
「本当に何も知らないのね。」
「話していていいのですか?その氷、もう肘の上まで上がってきてますよ。」
鬼道を連続で仕掛けて一気に倒すか
「縛道の二十一【赤煙遁】」
「これは煙幕?」
煙幕が広がった後、白雷や赤火砲、蒼火墜などの鬼道を何度も放った
「数を撃てば当たるものではありませんよ。」
そんなことはしっている。
「這縄!」
腕に絡みつくようにして拘束するがその縄を素手で持ち、引きちぎろうとしている
私は右手を胸の元へ持ってきた
「縛道の七十九【九曜縛】」
「囮でしたか」
その問いに答えることなく次に続いた
「散在する獣の骨 千手の涯 届かざる闇の御手 尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪 映らざる天の射手 光を落とす道 動けば風火種を煽る風 集いて惑うな 止まれば空 我が指を見よ 槍打つ音色が虚城に満ちる 破道の六十三【雷吼炮】 光弾・八身・九条・天経・疾宝・大輪・灰色の砲塔 弓引く彼方 皎皎として消ゆ 破道の九十一【千手皎天汰炮】」
二重詠唱での鬼道を放った。
爆炎と爆音が響く
私は仮面を被った
そしてそれに続いて口から虚閃を放つ
改めて斬魄刀を出して風月を呼び、爆炎を払うとボロボロになったシャーロットがいた。
「シャーロット!!」
「主……様」
「私がこの斬魄刀を貴方に刺せば、貴方を構成する魂は尸魂界へ送られる。そうすることで世界の均衡を保っている。」
私が刀を振り上げたその時
突然何かに吸い込まれる感覚がした
下を見ると鷹司が瓢箪を私に向けている
「霊体ならばここに封印できる。」
私はなんとか踏ん張るも徐々に吸い込まれる
あの瓢箪を破壊できないか?
でも攻撃したら鷹司も死んでしまう
……霊体なら?
一か八かやってみよう
「縛道の三十七【吊星】」
学校の窓近くまで張り巡らせる
そのままその上を瞬歩で走っていく
「逃がさない!」
窓を割って教室にはいった