第50章 original~怪異篇~
「他の霊能力者は霊を一時的に離れさすことしか出来なかったり、力を弱めたりすることしかできない。我々の方法は霊をきちんと祓っている、何も問題ない。」
「問題があるんです。さっきもいいましたが、貴方の方法だと、魂が尸魂界に運ばれることなく消滅する。それにより、魂の均衡が保てなくなるんです。」
「ならば、この世に迷える魂全てを貴方がたが尸魂界とやらに導けばいい。」
「それが我々の仕事です。人間に手伝ってもらう必要はありません。」
鷹司は歩いて近付いてきた
「とは言いますが、自分は1日に多い時で10の霊をこの瓢箪に封印します。私の部下も然り。貴方がたが仕事をしているならば迷える魂が路上に彷徨いていることなんてないはず。悪霊に苦しめられる人はいないはずですよ。」
尤もなご意見だ。
しかしそれに負けてはいけない。
早く記憶を置き換えよう
「わかりました。ではこの世界の魂をかけて貴女のシャーロットさんと戦わせてください。私が勝てば貴方達は二度とこの方法で除霊をしないでください。貴方が勝てばもう何も言いません。」
「シャーロット」
「負けません。」
「その取引にのろう。」
シャーロットが出てくる。
大丈夫、勝てない相手ではない。
すぐにでも一撃技を使いたいが一撃技には戦闘時間、体力など発動条件が揃わなければならない。
「氷月!」
氷の刃がシャーロットを襲うも特にダメージを感じてなさそうだ。
「わたしは主様に忠誠を誓いました。主様の言葉は絶対。勝たなければなりません。」
シャーロットは鋭い斬撃で私を攻撃する。
暫く刀を混じり合わせた
「吹雪!」
氷月の切っ先から冷気が勢いよく出ていき、シャーロットを氷らせていく。
しかし、突然その吹雪は消えていき、氷月の始解が解けた。
「氷月、どうしたの?」
返事が無い。
「水月!」
水月に変えて攻撃をした。
水の渦がシャーロットの身体を捻るようにして斬っていく
そんな中でもシャーロットは向かってきてまた幾度か刀を交えた
「灼遁熱水」
しかし、刀から出たのは炎だけだった
始解が解ける。
「どうして…」
『水月も氷月もあいつの刀のせいで動かなくなった。』