第50章 original~怪異篇~
「参考程度に教えるわ。貴方達のしているソレは除霊ではない。それでは魂は救われない。」
「鷹司に利益があるのならばそれでいい。」
「破面って忠義が深い者が多いのね。悪いけどやはりこれは返せない。貴女を倒す。」
すると
「隊長!!」
「遅くなりました」
天月ちゃんと東雲四席が来た。
「これは破面…」
「あっちは鏡山副隊長達が仕切ってます。隊長の指示を仰ごうとここへ来た次第ですが……」
「レミリア五席はどこに?」
「隊舎に残り、指揮を取っています。」
「東雲四席は学校の警備、天月三席は鷹司を探して。私はアレを相手する。」
「お一人で大丈夫ですか?なんて心配は侮辱ですよね。では先に行ってます。」
「七海、みんな大丈夫。すぐ終わらせるから。」
私は東雲四席に瓢箪を渡した。
「鏡山副隊長に連絡を取ってこれを尸魂界へ鏡を使って送ってレミリア五席に解析を頼んで。」
「承知。」
破面が渡させまいと動いた。
東雲四席の反応が早かったのと私が刀で動きを制したので取られずにすんだ。
氷月とあちらの刀が氷で固まっていく
力技…だったら
虚化をした。
「東雲四席、みんなをお願いします。」
なるべく学校から離れたくはない。
教室が見えるギリギリの所まで虚ごと前進し少し離れた。
「その仮面は見たことがありません。」
「まあかなり限られた人しか持ってないからね。」
そう言って仮面を外した
「外すんですね」
「あんまり霊圧を上げたら周りの魂魄に影響が出るからね。省エネでいきます。……花月!樹磔」
木の根が破面を襲いそのまま拘束する
ミシミシと音を立てながら抗う破面の腕と足を杭で打ち付けた
「ただ標的を拘束するものじゃない。力が出ないでしょ?霊力を吸ってるもの。」
霊力を吸った樹はその屍をも己の一部にする
という技らしい
実際使うのは初めてだ。
破面は抗うことを辞めたようだが殺気立っている
「示せ 忠誠心-ロワヨテ-」
破面の霊圧が上がる
「帰刃?!」
破面の中でも力のあるものにしかできない帰刃
刀に封じ込めた虚としての本来の力を開放する
破面は装飾を身にまとった姿になった
キシキシと手の拘束を外し刀を手に取り木を斬りつけた
「これを主の許可なく使うのは何年ぶりでしょうか。」
「まさか帰刃がつかえるなんてね」