第50章 original~怪異篇~
「不確かなものなので調査も難しいかもしれませんが…見逃しておくわけにもいきません。危険な方法がどのように危険なのか、現世にいる魂魄、尸魂界に影響を及ぼしかねないならこちらで対処すべきかもしれません」
総隊長に翌朝報告した
「うむ。その件、一番隊に一任する。まずは調査をせよ。結果を元にこちらで判断する。」
「はっ」
とは言え、まだ何も情報が無い。
「私とレンとレミリアちゃんは調査隊として調べていこう」
そうして尸魂界で色々調べることに。
喜助さんに協力してもらうために電話をした
「そもそも、危険な除霊ってなんなの?」
『危険なものではない除霊の仕方って存じてます?鬼道と似てるんッス。ほら、どこの国でもどんな宗派でも霊を祓うのに共通して行うことがあります。』
テレビでよく見るシーンを思い出した
「…念仏や題目だったり祓詞、聖書を読む…詠唱による言霊?」
『そのとおりです。本来、鬼道も詠唱し言霊の力で能力を発揮する。鬼道は死神の扱う高度な言霊の技術ッス。それを人間が扱え…………ポインティサンを除く人間は扱えません。しかし、言霊の力は人間でも扱えます。普通の人間より霊力のある彼ら、霊媒師などは言霊の力で霊的存在を除霊しているんッスよ。』
「除霊っていってもその方法は間違ってるんでしょ?」
『えぇ。その魂は尸魂界に導かれません。霊媒師の資質や宗派にもよりますけどせいぜい"その場所から離れさせる""霊力を削ぐ"くらいしかできません。』
『つまり、間違った方法というより、除霊できないけどできたと思い込んでるってやつ?魂を消滅させるわけでもない、魂魄に影響与えないから尸魂界は黙認してるってわけか。じゃあ危険な除霊って』
『恐らく、魂魄を消滅させてると考えられます。先日、虚の気配がぽんと消えたんで調べてみたら石田サンではないようでしたし。だからポインティサンにお話した次第です。こちらでもわかったことあればまた連絡します。』
「すいません、お願いします。」
そしてその夜、レミリアちゃんがとある動画を見せてくれた
「これ、現世の動画サイトで上げられてたものです。」
「ようつべね。うん、見せて。」
今年の夏の心霊特番の映像だった
お笑い芸人とアイドルが廃墟に入っていき、心霊写真を撮るというものだ。