第50章 original~怪異篇~
結局、何しに行くのだろう。
私は家に帰ってすぐ服に着替えて学校へ向かった
「みんな集まったな~」
「ほ、ほんとに行くの?」
「なんや、みちるちゃん怖いん?」
「こ、こわいよ!」
「どこに行くか知らされて無いけど私」
「ポインティに言ったら絶対行かんって言うやろ?だから到着するまでのお楽しみ」
「いやいや、教えてや。あんま遠いところ嫌やで。」
「知りたい?絶対ついてくるんやで?」
「お、おう」
「廃工場」
私は七海の話を3回聞き直した
「なんのために?」
「肝試しに決まってるやん」
「は?」
「あえての冬にやる肝試し!面白そうやろ?」
「いやいや、そんなんやるもんちゃうって。軽率な気持ちでやったあかんて。」
「なにー?怖いんか?ポインティ。」
と同じクラスのあみちゃんが私の肩に手を回して言ってきた
「大丈夫大丈夫~なんかあったら男の子らに犠牲なってもらえばいい。」
「え?お前も男やからな。」
「は?レディにむかってなんやねん。」
「いや、冗談なくやめよ。何があるかわからないよ。」
「ほーら、だからここで言いたくなかってん。もーいい。ポインティ行きたくなかったら行かんでいい。うちらで行くし。」
みんな引く気はなさそうだ。
「わかった。みんな行くっていうなら私も行く。でもちょっと待って、自転車とか聞いてなかったし、取ってくるから。」
「よっしゃ!待ってるな!」
私は自転車を取りにいく道中で喜助さんに電話した。
「……ってことがありまして、どうしたらいいです?」
『オススメはしませんね~。いくら霊重地で無いにしてもさ迷う魂はどこにでもいるものです。彼らを刺激して虚にさせてしまったりしたら……。』
「ですよね。でもみんな引く気なくって」
『皆さんが引く気無いなら尚更、ポインティサンはついていくべきでしょうね。もし、何かあったとき対処できるのはポインティサンだけッス。それに、整がいたらついでに魂葬してあげたらいいじゃないッスか。』
「……わかった。ありがとうございます。」
『……あ、もしかしたら、貴女の霊圧に当てられて、虚化しちゃう整もいるかもしれません。お気をつけて~』
「じゃ、これは持っていくか……」
私は自転車をゆっくりと漕いだ