第49章 死神代行消失編~取り戻せ~
「三つ目、疲労により身体の機能を低下させた状態でウイルスは増殖する。」
そう言うと、私の霊骸が地上へ落ちて行った
「最後に増殖したウイルスは細胞を破壊する」
あちらの喜助さんも地に足をつき、手の一部が変色する
「相変わらずのまわりくどさっスね。」
「君が苦しみ死んでいく姿を一瞬で終わらせるなんてつまらないからネ、せいぜい苦しみもがいて死ぬがいい。」
免疫を高めることで体力を落としその効果を切れさせることでウイルスの動きを活発化させるらしい。
その頃、喜助さんの判断で霧のない所へ移動し、様子を見ていた
「ポインティサンは感染速度が早いみたいッスね」
「ええ?」
喜助さんが私の額に手を当てた。そして黙って手を離した。
「身体の機能が低下して、細胞が破壊されちゃうの!?」
「今はあの霧の中にいないんで彼らよりスピードは遅いでしょうが……花月から霊力貰ってください、そうすればウイルスの増殖は食い止められるでしょう。」
「仮面取ったとき、いつもよりしんどかったのはこれのせいか。」
「あとで薬を貰いましょう。」
「くれるかな……」
「意外と甘い方ですから」
喜助さんも少し顔が火照っているように見える。
紅姫を杖に戻して立っている。
気がつけば霊骸は灰になっていた
「いや~お見ごとッス。涅サン。」
「君らを助けたたわけではないことだけは言わせてもらうヨ」
「勿論、それは承知してます。」
「さて、因幡影狼佐の研究室へ向かう。くれぐれも邪魔をしないでおくれヨ」
ととことこ入口へ向かって行く。
「……いやいや!涅隊長!……よく見て!私たち!」
「おや、感染したのかネ?」
「あの霧にウイルス撒いたなら感染するの当たり前ですよ……」
「涅さんのことッスから抗生物質も作ってますよね?」
「情けない奴らだネ。たかがこの程度のウイルスに身体が持たないなど。」
「すんません」
注射器を投げられる
「ありがとうございます。」
「それが本当に抗生物質かどうかは保証しないヨ。なんせたくさん薬品があって混ざることがよくあるからネ」
なに?セルフ?自分で刺すの?針を?血管どこ?どうやって刺すの?
「はいはい、ありがとうございます。」
と喜助さんは笑いながら己の腕に針を刺した。
そして黙って私の手から注射器を取って袂を捲った
目を瞑ってるうちに、、
