第49章 死神代行消失編~取り戻せ~
煙から現れる二つと人影
「今のは効きましたよ、剃刀紅姫ですね。」
「しぶといッスね~まだ生きてたんッスか。」
「さて、ポインティサンにいい所見せるため、アタシも本気で……」
そういうと目の前にドロドロとしたものが現れた
「やれやれ情けないネ。影狼佐の研究室はすぐそこだといのにまだ入れないでいるなんて」
特徴的なあの声だ
「この声、まさか……」
「涅隊長ですか?」
水が固形になり、だんだんと人形になる
「ケッ。嫌な眺めだネ。浦原喜助が2人もいるなんて実に不愉快な光景だョ。」
「あはは、こりゃすいませんね~。安心してください、アナタ諸共消して差し上げますから。」
喜助さんがこちらに向かってきた
「残念、貴様の刃は届く事はナイ」
「なに!?」
喜助さんの動きが止まった
「つい数分前、この霧に液体感染する人工のウイルスと身体の免疫システムを強制的に働かせる薬を混ぜた。どうだ?身体が気だるくはないか?」
「はぁっ!?人工のウイルス?!」
「喧しい、虫けらが。」
虫けら呼ばわりされてしまったため、大人しく喜助さんと共に見守ることにした。
「異物が入れば、身体はそれを排除しようとする。風邪を引いて身体に熱などの症状が出るのは、その働きの為であることくらいは虫けらでもわかる話だ。今、貴様の身体の中ではそれが強制的に行われている。」
言われてみればなんだか熱っぽいかもしれな……
「え、まさか私たちもそのウイルスに感染してる?」
「涅サンのことっスからそうかもしれませんねぇ」
氷月の技の意味とは。
「こんなもの!私の花月で!!」
あちらの私が取り乱している
「無知にもほどがあるネ。君の斬魄刀、花月は解毒作用の持つ即ち、毒を無効化するための花を作り出すことができる。私がこの霧に撒いたのはウイルスだ。花がウイルスを殺すことはできない。せいぜい出来るとすれば、花による薬で免疫を高めることだろうネ。」
「涅サン、つまりは"風邪症候群"たかがそれしきどうってことないッスよ。」
「あー、いくつか言い忘れてたよ。一つ目、そのウイルスは霊力が少なくなればなるほど、増殖するヨ。」
「……え」
節々が痛いし、頭痛がする
「二つ目、免疫システムを強制的に働かせ、肉体疲労が蓄積されたら、免疫システムを停止させる。」