第49章 死神代行消失編~取り戻せ~
「今の氷の刃に花月の粉砕刀種を仕込んでおいた。氷の刃が解けた水が貴女の身体にかかったはずよ。その後は説明しなくてもいいわよね?」
「皮膚を通して身体に侵入させて、霊圧を上げた今、霊力を吸収した種が私の身体を突き破った……ってわけか。……こんなもの!!守護せよ【花月】」
「いいの?凍死しちゃうよ?」
「卍解 【木花咲耶姫】」
相手が卍解した。
花月を使って刃の除去を試みているが、身体が冷えているのが目に見えてわかる
「【千華繚乱】」
「はぁ~駄目駄目、スピードがないよ。」
私が一振りすると、霧の温度がぐっと下がり花びらが凍っていった。
そして霊骸は身体が上手く動かなくなったのか、跪いた。
「残念だわ。もっとやれると思ってたのに…これが私の霊骸?これほどまでに明白な侮辱はない。」
「ひゅーかっこいい台詞が決まりましたね!」
「喜助さんはいい加減そちらを倒してください!」
「わかってますけど~強いんですもん。」
と飄々としている
「もういい!二人とも私がやる!」
「えぇ~?」
「じゃあ、喜助さんは喜助さんを動かないようにしてください」
「了解っス【六杖光牢】」
霊骸の喜助さんが避けようと動き回る
「そろそろ、身体動かなくなってくるわよ」
髪の毛や服の表面がこおり始めた
「……くそぉ!炎月!」
「【六杖光牢】」
「なに!?」
「周り、見えてなさすぎッス。」
喜助さんが霊骸の私を拘束した
私は動きが鈍った霊骸の喜助さんの背後に立った
「虚閃」
口元から発せられた黒い霊圧は目の前の喜助さんを巻き込みその先にいた私を巻き込んでいった
「ひゃー凄い威力ッスね」
「口からと目からと切っ先から出せるよ~口からが1番威力あるのよね~」
私は仮面を取った
「ふぅ……」
「仮面取っていいんスか?」
「これ以上虚化で戦うと、仮面を外した時の反動が大きくなるから」
息を整えて汗を拭った。
おかしい、それにしてもこんなにバテるものか
「バテてるように見えますが?」
「ちょっとだけね……!?」
突然、赤い光が煙から現れた
喜助さんが私を覆うようにして光から避けさせ、そのまま地面へ落ちた。
「喜助さん、大丈夫?私を庇ったの?」
「ポインティサン、反応できてなかったスから。…ッ」
と背中を押さえながら立ち上がった喜助さんの介添えをする
