第49章 死神代行消失編~取り戻せ~
霊骸は傷口に霊力を集めた
「回道ッスか…これは厄介ッスね」
みるみる傷口が塞がる
「悪いお知らせです。あっちの方が技術が上みたいですよ。」
「余所見してていいんスか?」
甲高い金属音が響く
「…これは」
氷月と紅姫が凍っていく
「【這縄】」
左腕の自由を奪った
「【白雷】」
「……ッ」
思わず斬魄刀から手を離した喜助さん
「斬魄刀無し、左腕は不自由な状態でどこまで戦える?」
私は己の斬魄刀をしまって紅姫を持った
「紅姫を返してあげてっ!」
風月の刃が飛んできた
「喜助さん!ちゃんと止めておいてよ!」
「すんません…」
霊骸の喜助さんに向かって走った
「斬魄刀と鬼道だけが戦いじゃないんスよ」
と見事な連続の蹴りと拳を繰り返しす
「……っ!」
拳をくらったとき、身体に電流が走り筋肉が固まった
霊力が上手く扱えず、落下する
「しびれ指ッス。まぁそんなに霊力貯められなかったんで3分程しか効きませんけど。紅姫、返してくださいッス」
紅姫を元に戻した喜助さんは私に切っ先を向けた
「ポインティサンっ!!」
「行かせませんよ。花月【樹磔】」
【樹磔】
手足を拘束し、手のひらと足首を木の杭で樹木に突刺す
花月の刀身から木の根が無数に現れ喜助さんを追う
私は霊力を高めた
顔にひんやりとした感覚。
「虚化ッ!?」
身体は上手く動かないが移動なら出来る。
樹磔に追われる喜助さんの前に出た
「ポインティサン何を!?」
樹の根が私の手首に巻き付く
「……ッ!!」
強引に引き寄せられ脚も捕まった
「ポインティサン!」
「離れて!!巻き添えになる!」
「これがどんな技か知ってて庇うなんて…愚かね。」
木の根が十字架になり、左手に杭が打たれた
「このくらいじゃやられないわよね?"私"は。」
「縛り紅姫」
身体が地面へ落下する
「剃刀紅姫」
「遅いっスよ。」
そう言って霊骸の喜助さんが地面に紅姫を刺した
「火遊紅姫【数珠繋ぎ】」
「ポインティサン!!」
爆発が起こる
「このくらいじゃ虚化した私は死なないよ~。だから大きな声出しなさんな、喜助さん。ほら、魄動聞こえるよ」