第48章 死神代行消失編~尸魂界奪還~
作戦会議中
喜助さんが、以前『拘突から抜け出せた理由』もしかしたら一護の霊力が戻るかもしれないということを話し始めた。
また、影狼佐は虚の力は操れないのではないか、と。
「だから私の霊骸も一護のもいないのかな?」
「そうかもしれません。さて、黒崎サンやってみますか。」
「あたりめぇだ。それで俺の力が戻るかもしんねぇならやるしかない。」
「……わかりました。では準備してきます。」
言っちゃ悪いが、一護はどの隊の副隊長よりも潜在能力が高いと認めざるを得ない。彼の力が戻れば、こちらの形勢逆転が期待できる。
尸魂界へ乗り込むその時は私も行きたい、行かなければならない。
でも独断で行くわけにはいかない
「私は副隊長たちの怪我の様子を見てきます。卯ノ花隊長だけじゃ大変でしょうから。」
卯ノ花隊長に皆の容態を尋ねた。
「回復の見込みはありません。」
「じゃあ今戦えるのは……私と卯ノ花隊長、一番隊、阿散井副隊長、伊勢副隊長、朽木ルキアとチャドさん達って事ですよね。」
「あの少女が捕らえられたということはもうこちらに霊骸が襲ってくることは無いでしょう。」
「だといいですけど」
「佐伯隊長、」
「なんでしょう?」
「貴女は貴女が思う最善のことをしてください。」
芯のある声で私に言った
「護廷十三隊がこうなってしまった今、貴女に指示を出す者はいません。貴女の信念の下に思うことをしなさい。」
「私の信念……」
「皆さんを一刻も早く全快させること、それが私の使命だと思います。」
そう言って卯ノ花隊長は治療をしに戻った
一番隊は現世専門部隊
また緊急時、何者にも囚われない独自に動くことのできる部隊だ。
それは隊長権限で動かすことができる。
「卯ノ花隊長、皆さんをお願いします。」
その直後、レンとレミリアちゃんを呼び出した
「私、尸魂界へ行くわ」
二人は何も言わなかった
「反対する理由はありません。」
「私も一緒に行きます」
「二人はもしもの時に備えて現世に残って、状況を見て尸魂界へ戻ってきて。」
「お一人で行かれるのですか?」
「あっちにいる隊長達と合流する。」
「隊長、向こうでリンに会ったらこれを渡してもらえませんか?」
出したのはリンが愛用している術式の施された鏡だ。