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【BLEACH】

第46章 original~霊障篇~




「-ということでした。」

リンは『怒られるのが嫌だから』と同席してくれなかった総隊長への報告。心臓が飛び出そうだ。

「つまりは、全ての元凶はその場で死んでしまったと?」
「……はい」
「鬼道衆まで出動させておきながら……」

結果的に総隊長はそんなに怒らなかった。

私のことだから、生かしてくるだろうと思ったし、それはそれで甘いと叱責するつもりだったんだろう。
死神や人間に害あるものは基本的に"消す"ことが前提であるこの社会では、ある意味彼が死んだのは間違いではない。しかし、鬼道衆まで出動させておいたのだから、それ相応の理由があると公にする必要があり、そのためであれば男を生かして連れてきてほしかった。

のだと思う。どこの世界も社会は理不尽だねぇ。








「なんでお前がここにいんだよ?」

総隊長への報告や、一連の出来事が終着したある昼。
一護、チャドさん、石田さん、そして井上さん、そしてそれぞれのお友達が空座高校屋上で昼ごはんを食べていた。そこに私も混ぜてもらった。

「悪い?」
「悪くはねーけど。」
「それで、あの場所はどうなったんだ?」

石田さんの質問に尸魂界で買った干し芋を頬張ってから答えた。

「あそこは地理的に悪い感じのが溜まりやすかったらしい。鬼道衆がしっかり結界張ってくれたし、うちの隊員も巡回させてるから今のとこは問題ないです。」
「あの人たちはどうなるんだろ……ほら、おひいさん?とか。」
「記換神機で記憶を書き換えました。」
「根付いてた信仰をどう書き換えるんだ?」
「信仰の記憶は大きくは書き換えてません。今でもきっとあの木像を御神体として祈りを捧げているでしょう。忘れさせたのはあの言霊です。彼らはもう霊力を奪うことはできないでしょう。」

難しい話をしているな。またややこしいことに巻き込まれたんだろ?という会話が向こうで聞こえる。たつきさんたちもこの光景にはもう慣れたものだろう。

「なんだか、憎みきれない奴だったな。」
「ウム」
「最期は黒崎くんのお陰で良い顔してたね。」

とても穏やかで、安堵したような最期の表情。

「もっと早く彼を捜索すべきでしたね。護廷隊の草創期からの方でしたから……」
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