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【BLEACH】

第46章 original~霊障篇~



神社を立て、作り話で人々を集めた。

霊的存在が見えぬ人々を欺き、財を絞り取るようになる。

困窮しゆく人々の姿を見逃せなかった死神は何度も子を諭すが聞く耳を持たず、ついに、我が子を手にかけた。

子は強い未練を残し、虚となってこの村を襲った。

元々霊力の高かった子はかなり手強く、死神は幾度も戦い、ついに瀕死の状態になる。


彼は自分の愚かな行為を悔やんだ、この子を成していなければ、と。

病床に伏した嫁はそのまま死んでしまう。尸魂界へ無事たどり着けたのだろうか。自分も帰ることができたら、などとこの大変な事態を引き起こしながらも思ってしまい、そういうところが子に受け継がれたんだなと自嘲した。

彼は子を二度殺した。

そして子への報いと、この村の報いから、その魂が尽きるまでここを霊的存在から守ることにした。


己の斬魄刀とひとつになった。この村を守るだけの存在になったのだ。嫁の兄はそれを見て、村の中央にある自分の神社の地下の宝物殿へと動かなくなった彼の魂を安置した。

彼はそれから数百年間、悪しきものからこの村を守った。

が、魂の寿命が近づき、霊力も底をつくと、忌わしいものが村に侵入するようになった。

この村で神格化されていた男は、村人にこう告げた

『霊力を捧げよ』

自分の斬魄刀の一部を使って壺を作るよう指示し、霊力を集める言霊、対象へ与える言霊を作り、村人に教授した。

それからは現在に至るまで、霊力を供給してはこの村の守護に使っているとのことだった。

「自分の存在を同胞にきづいてもらうまでは、この役目を勤め続けなければならなかった。しかし、もう今日で最後だ。この数百年間、現世に縛られていたこの魂ももう解放される。」

そう言うと、彼は私たちに己の斬魄刀を差し出した。

「この土地を守るためとは言え、関係ない者を巻き込んだことは謝る。尸魂界で罰するならば甘んじて受けよう。しかし、この場を離れたら恐らくは魂ももたん。どうか同胞の手で俺を殺してやってくれ。そして、この場所を守って欲しい。」

曰く、斬魄刀と同化しているため、刀を折れば自分も消滅するのだという。

「隊長、どうしますか。」
「お前はそれでいいのかよ。」

一護が男を険しい目で見つめた。

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