第45章 故郷
「…邪魔はしないでくださいね」
「縛道の六十一【六杖光牢】!だめだ~全然拘束力無い」
「霊力足りないの!ほら、もう一回!」
「霊力が溜まりきる前に発動してるのが問題じゃないッスか~?」
「…うん、そんな気がする。」
「……隊長」
「どうしたー?」
「こっちいた頃の記憶戻ったならもういっそここで教えてください~!!世は教えるの苦手です!!」
「天月ちゃんが一番、鬼道使えるもの。貴女が適任。」
「ええぇ。」
「頑張ってくださいッス~蓬莱サン♪」
「……破道の八十八【飛竜撃賊震天雷砲】」
喜助さんに苛立った天月ちゃんは突然、鬼道を放った
「縛道の八十一【断空】!!ちょっと!天月ちゃん!!」
「ひぇー恐ろしい恐ろしい~」
と喜助さんが走っていった
「こらぁ逃げるな!!」
「みんな、天月ちゃんのことよろしく!」
私は喜助さんと練習場を出た。
「ん?ここは……」
「隠密機動班です。」
別棟に建てられた建物。
私はその中に入った。
「誰も収容してないですけど、地下は拘置所になってます。」
「美鈴いる?」
「ここに。」
と現れた女の子
「うちの六席、隠密機動班長の蜂美鈴です。」
「このようにお目にかかれること、嬉しく思います。浦原殿。」
「アタシのこと、知ってくれてるんッスか~」
「二番隊の隊員として120年間務めてましたから。」
「なるほど、そういうことですか。」
「…ってことは私のことも知ってる?」
「勿論です。夜一様とよく二番隊隊舎にいたのをお見かけ致しました。」
「なーんだそうなんだ。」
「はい。もしよければ、また今度特別講師として隊員の訓練をしてください。」
「そんなガラじゃぁ無いっスよー。アタシより夜一さんに頼めばいいじゃないッスか。」
「そ、そんなことしたら砕蜂様に叱られます!!」
砕蜂さんとは従姉妹なんだとか。
「叱られないように夜一さんに言っときますから。……いいっスよね?ポインティさん?」
「構わないよ。」
こうして一番隊隊舎を見学してもらった
「いい部下っスね。隊長であるポインティサンをみんなが慕ってる。これは隊にとって大事なことッス。」