第45章 故郷
「会う度にあんだけ言われてたんッス、そりゃ記憶に残りますよ。」
「隊長が追放されてから、」
「香蘭、ストレート過ぎ。」
とレミリアちゃんが言った
「構いませんよ~別に~」
「涅隊長になってから、開発部に行ったんですけど、何も無い状態からアイデアを出すのが私苦手だと知って、制作部へ移動しました!そしたらこの昇進っ!ドヤァ」
天真爛漫なこの人が涅隊長の下で働いてるなんてきっと涅隊長にはかなり嫌われてるだろう。
「ドヤァって……」
「この子、昔からこうなので気にさわったらすいません。」
「昔からって、佐伯隊長って、私たちのこと知ってるでしょ?」
「知ってるといえば知ってるけど……」
「香蘭、あのね、暗黙の了解ってやつ知らないの?」
「佐伯隊長が蓮美先生の転生者だってことに触れないようにするってやつ?」
「あ、やっぱりそういうことになってたんだ」
ていうか香蘭さんさっきからポロポロ際どいこと話すなぁ。
「香蘭……救えないくらいの馬鹿ね……」
とレミリアちゃんが冷ややかな目で見たあと私に確認してきた。
「でももう隊長は記憶が戻られてる……んですよね?」
「うん、もう戻ってるから気にしないでいいよ。」
「ほーらー!戻ってるなら問題ないじゃーん」
「そういう問題じゃないでしょ?魂魄の記憶を呼び戻すことは肉体や精神に負担をかける恐れがある。だから私たちは隊長から蓮美先生に関する事を遠ざけ、触れないようにしてたんじゃないの。」
「あーもーはいはい~」
とレミリアちゃんの話を聞き流す香蘭さん
「あ、浦原隊長」
「アタシもう隊長じゃないッスよ~」
「浦原前隊長と佐伯隊長は御付き合いされてるんです??」
私達は目をぱちくりさせた。
「香蘭!!!もう帰りなさい!」
「えぇ?まだ試作品の原案できてないよ?」
「今日はもういい!ごめんなさい、隊長、浦原殿。重ね重ね謝ります。」
「だって気になるじゃん!!」
「六杖光牢!」
「え?縛るとか酷くない??」
「ちょっと誰か、この子外に出して~」
と香蘭さんが運ばれた。
「えーと、申し訳ありません…見学ですよね?どうぞこちらに」