第43章 孤独で自由な旅路
私は吹き出した
「この前まで妬いてたのに~」
「ちょっとそれは違いますって!!」
「だって私がギン隊長の話する度にめっちゃムスッとした顔してたよー?」
「そんなつもりありませんけど」
「無意識!?無意識だったらもっとタチ悪くない?!」
「そういう意味じゃありません~」
「ほんとにー??」
「虚夜宮で言ったこと覚えてる?」
とギン隊長が私に問いかけた
「……なんか色々ありすぎて…」
「好きな人聞いた時に、頭に浮かんだ人と幸せにならなあかんでって言うたこと。……今、安心したわ、幸せそうで」
私は少し顔が熱くなった
喜助さんをちらっと見ると帽子を被って表情を隠した
「へえ。ギンそんなこと言えるんだ。」
乱菊さんがかなり驚いている様子だ。
「じゃ、じゃあ、その後に私が「ギン隊長は乱菊さんと幸せになってください」って言ったこと覚えてますか!!!」
「ちょ、ポインティ?どうしてあたしがギンと……」
と珍しく慌てる乱菊さん
「っていうかあっちでそんな話してたの?こっちじゃあんたのことほんとに心配してたってのに~~」
と話を逸らそうとする乱菊さん
「ギン隊長と話せたから私は壊れなくて済んだんです…」
と小さく呟いた
「さ、喜助さん、外に出よ!乱菊さんとギン隊長二人きりでお話させてあげなきゃ」
と私は喜助さんの手をとった
「喜助さん、本当にありがとうございます。ギン隊長を助けてくれて」
「貴女を守ってくれた人ですからね。……彼が藍染側にいてくれて良かったと思ってます。アタシも、貴女と同じ気持ちッス。だから彼をサポートします。」
暫く経って乱菊さんが出てきた。
「お話できました?」
「ありがとう、本当に……ありがとう。」
喜助さんと乱菊さんと再び部屋に入る。
「その義骸について説明する必要ないかもしれませんが…霊子を含まない特殊な義骸です。朽木さんの一件や、101年前の事件のことでよくおわかりになられてると思いますが、これに入ると尸魂界はアナタを感知できなくなります。」
ギン隊長を花から出した時、テッサイさんが張った内側の霊圧を遮断する特別な結界を張っていた。