第41章 決戦
彼は今、己の野望を果たすことが出来た…
何百年も胸に秘めていたこの瞬間
しかしそれは意外とあっけないものだった
藍染の霊圧で周りの建物が崩れていく
花月が大きな花の中に私を入れた。
離れた所にいる一護の友達の前にヴルトゥームを送り、彼らの壁となるように指示する
花の中で外の様子を伺った
建物の影に隠れたギン隊長は崩玉を見つめていた
「終わりや....これで終わり...」
しかし、その直後藍染の霊圧は今まで感じたことのない程のものになった
「私の勝ちだ、ギン....お前の奪った崩玉は既に私の中に無くとも...」
「何や...これは...っ」
ギン隊長の手中にあった崩玉から藍染が現れる
「ありがとう、ギン。君のお陰で、私は終に死神も虚も超越した存在となったのだ」
次の瞬間
ギン隊長から赤い鮮血が迸った
「ギン隊長!!」
崩玉は既に藍染の元にある
それを掴もうと伸ばした腕ももぎ取られた
それでもギン隊長は藍染を力強く睨む
藍染は刀でギン隊長を一突きし、ギン隊長は力なく倒れた
「ギンッ!!!」
上から降りてきた乱菊さんが藍染など構わずギン隊長の元で泣き叫ぶ
「…出して」
花が消える。
私は胸を抑えながらギン隊長の元へ歩んでいった
「ぁぁぁっギン…ギンっ!!!」
泣き叫ぶ乱菊さんと向かい側に座りギン隊長の身体に手を添えた
しかしその手を払い除けるような仕草をギン隊長がする
「ギン隊長…」
「ギン……ッ?!」
治療はするなということか?
そんなの嫌だ、絶対死なせない。
「ギン隊長、乱菊さんが二度と涙を流さないようにって、もう一度二人で暮らせる世界を作りたかったんでしょ!!……それに私は貴方を助けると約束しました。だから助けます。……花月!」
ギン隊長に花月の蔓を刺す
そのまま霊力を送り込み、治療を始めた
その瞬間、背後に何かが降り立った"気配"がした。
「来たか……」
その正体は少し姿が変わった一護と担がれている一心さんだ。
向こうの方で倒れてる自分の友人を見つめる一護。