第5章 Prologue:試験
破面はその場に蹲って頭を抑えた。
「…しに…かっ、み…あ 、ぜんが……おれ お」
何かを話そうとしているようだ。
「あなた、どこから来たの?」
「ご、、ば……」
私の問いかけに反応し、そして答えようとしている。
「な……たく……い……」
なにかに抵抗しているように苦しんでいる。
「は…く……こ…して」
地面から無数の蔓が出てきて、破面を拘束する。
『霊力を吸い取りますか?』
「吸い取った霊力をそのまま攻撃にしよう。私を介さなくていいわ。」
『返撃大華砲 ですね!』
蔓から大きな茎と蕾が現れた。
「あぁぁぁ」
破面は言葉を発さなくなり、霊力が上がって蔓から逃げようと暴れている。
「ォォォォォ!!」
大花の蕾が開いていく
『いつでもおっけーですよ!一撃で決めるならもっと霊力を吸い取りますが!』
「……いいや、瀕死状態にしたい。その状態キープで。あの蔓、返撃大華砲に耐えられる?」
『耐えられるかもしれませんが拘束力は保証しませんね!』
破面は今にも蔓の束縛から逃げそうだ。
「毒魁花の毒で身体の自由を奪える?」
『体内に注入すれば確実に。』
「毒の種類は任せるわ。身体の自由を奪うものをお願い」
斬魄刀が淡く光出した。すると蔓に鮮やかな花が幾つも生まれる。
その花を纏った蔓が破面の体内に入っていった。
数秒後、破面は大人しくなった。
頃合いだろう。
「【返撃大華砲】!」
強烈な光と共に霊圧がかかる。
あたりは砂埃で前が見えない。
風月で砂埃を抑えると生きてはいるが動かない破面の姿があった。
「さてさて。とりあえず縛るか。」
鎖条鎖縛や六杖光牢を使って破面をがんじがらめにした。
「んじゃ皆、見張っててね」
その場に斬魄刀を突き刺した。
『ちょ、ポインティ!?斬魄刀に見張らせるとか!』
「なんかあったら鎮圧するんだよー!」
結界から出て、冬獅郎に破面を捕縛したことを伝えた。
彼は応援を呼んでくると言って姿を消した。
暫くすると、二番隊隊長、砕蜂が部下を連れて現れた。
彼女は素早く破面を捕縛し連行した。
「佐伯ポインティ。総隊長がお呼びだ。」
砕蜂はそう告げると部下の後を追った。
「あれ、五番隊がいない……」
「なにをしている。すぐに迎え。」
後ろから朽木白哉に急かされた。