第41章 決戦
刀が重なり、その圧力で周りのものが吹き飛ばされる。
藍染がどのくらいの力を出しているかわからないが私の刃が届いている。
はっきり言って途方もない程の霊力をもつ藍染とここまでやれるとは思ってなかった
暫くの斬撃が続きお互い弾かれる
「君に尋ねたいことがある。」
突然、斬魄刀の切先を下ろして私に言った
「何故崩玉を拒絶する。」
私の体の中にある崩玉は、喜助さんが施してくれた鬼道のお陰で私的利用、暴走を防いでいる。しかし、防壁を破って私の魂魄に癒着したので、ゆっくりと魂魄と融合していく運命にある。
「君の崩玉は完全な物でないにしろ、それを受け入れば高みへ上れる。なぜそれを拒絶する。」
崩玉を受け入れたら…貴方みたいな容姿になりたくないし高みへ上ることを望んでない
「高みになんて上らなくてもいい。」
私はあの人の隣で歩いていきたいから
「君の崩玉は君が思うより、魂魄に溶け込んでいる。崩玉を受け入れさえすれば、この身に深手を負わす
ことも可能だというのに。」
「負けることがないというその自信。頭が下がります。」
「自信ではない。事実だよ。ただ、この崩玉の力を客観的に体験したいだけだ。」
「この仮面だって崩玉の力ですよ?」
藍染は崩玉の力で己が虚になろうとしている
私は崩玉の力で虚の力を手に入れた。
私も藍染のようになろうと思えば己が虚になることも可能だろう。
それは私の望むところではない。
「さて、話はおしまいでいいですか?」
「構わないよ。君の攻撃を全て打ち砕いてあげよう。」
「余裕見せてるのも今のうちですよ」
ヴルトゥームが藍染を囲むと、そこから大きな花が藍染を包んだ
花月の空間操作能力を使った技
「花中転界」
花の中で空間の歪みを起こし、肉体を抉り裂く
肉体が様々な空間に飛ばされる技だ。
これには発動までに時間がかかる。
卍解でヴルトゥームを出し、霊力を貯めてこの花を咲かせなければならない。高コスト故に何度も発動できるものでは無い。
これで殺せたら…
すると花の内側から爆発が起こった
煙から出てくる藍染の姿
「残念だね。私はこの崩玉が無事な限り、如何なる攻撃でも耐えうるらしい。」
そう言う藍染の身体はボロボロだった。
「満身創痍じゃないですか?」