第41章 決戦
背後に気配を感じた藍染は私を離した
藍染の視線の先には、何人もの真珠色の美しい女の妖精が意志を持ったように浮遊している。
彼女らは蔓のようなもので繋がっていてその先には斬魄刀に咲いた花に繋がっている
「守護せよ 馨しき地底の者【ヴルトゥーム】」
解号と共に妖精達が藍染を襲う
「ヴルトゥーム…火の星の地底に住むと言われる、伝記や神話での生物だと思っていたが、君が使役していたとは……実にいい戦いだ。」
「私の斬魄刀は大地や火、水などを具象化した存在。故に妖精や精霊と言われる存在をこうして使役することができる……そうですよ。」
『ヴルトゥームの召喚条件は霊圧を注ぎ続けること。藍染から削がなければ、いずれポインティの霊力が無くなりますよ!』
わかってる、だから刃を触れさせようとしている。
ヴルトゥームの妖術を交えた攻撃に藍染は先より苦戦している。
「貴方の望む神に近い者からの攻撃はどうです?」
「所詮神に近いだけの存在…最も近い私にはなんてことない。」
「ま、そうですよね。力不足で本来の姿のまま召喚できませんから。」
「やはりな。文献が本当ならばここにいる者全て正気を失っているはずだ。」
虚化をした。
刃は重なっている、届いている、望みはある!
「虚閃」
「私にそれが効くと思うか?」
見事に相殺されたが次の瞬間、私は藍染の鼻に刃の先端を向けていた
しかし、思うように手が動かない
「やはり君は人間だな。」
と笑う
「今まで人ならざる者としか戦ったことがないだろう?曲がりなりにも私は人の形をしている。この顔をその刃で貫けば-」
「やぁぁっ!」
私は刀を振り上げた
藍染の顔に斜めに筋が入るもすぐに治療される
「君が私を貫いていたとしてもそれは大した傷にはならない。……君がその恐怖を克服すれば、その力は圧倒的なものになる。君の成長が実に楽しみだった。残念だ、ここで君を殺さなければならないのは。やはり、現世へ返すべきではなかったか。」
「貴方の思ってたようにならなかったですしね。」
「浦原喜助の戦意を削ぐことか?…今となってはどうでもいいことだ。彼は今、現世で力尽きているよ。」
「…貴方に喜助さんは殺せないわ。そして私のことも殺せはしない」