第39章 過去編 ~結~
「平子隊長~覗き見ですか?」
さっきから平子隊長が私のことを見ていた
「なんやばれとったんかいな。」
と目の前に現れる
「どうしたんですか?」
「特に用があるっちゅうわけやないんや。」
「……?」
「ちょっとこっち来てもらえる?」
すると平子隊長が斬魄刀を出して始解を行った
平衡感覚が奪われたような気がして思わずしゃがんだ
「スマンな、心置き無く話せるとこ言うたらここしか無かったんや。」
「そんなにシークレットなことなのですか?」
「まぁな。大丈夫か?気分悪くない?」
「気分は悪くはないですけど…」
「ほなそのまま座っとき」
と平子隊長もその場にしゃがみ、真面目な顔をした
「なぁ、ポインティ。"魂魄消失事件"について思うことないか?」
私は首を傾げた。
「前に捕えられた男の他に黒幕おるんちゃうか思ってな。」
「どうして?」
「なんやあいつ、黙り決め込んでるらしいし、なんやろ、こう……自分の意思が無いんや、わかりやすく言えば操られてるとか、脅されてるとか。その可能性否定出来へん思って。自分、流魂街おってなんか気付くこととかない?」
「気付くこと?」
「せや。どんな些細な事でもいい。」
そんなこと急に言われても……と言いたいが
「夜、死神の霊圧を感じる時があります。」
「死神の?」
「はい。派遣か見回りだと思ってたので、それが関係するかどうかはわからないですけど。」
「死神の霊圧…ちなみに、どの辺りで感じたとかわかる?」
「山林の近くとしか言えないです。」
「ふーん。そうか……」
と考え込む平子隊長。
「死神の霊圧って同じ人物?」
「……同じ感じします。」
「他は?」
これは言うべきだろうか
平子隊長の部下の霊圧を前から感じていたこと。
「関係あるかわからないですが」
「?」
「藍染副隊長の霊圧、ちゃんと知り合う前から知っていて……」
「惣右介の?」
表情が曇ったような気がした。気に触ったかな?
そう思い、前の事件の前日に藍染副隊長の霊圧を感じた話はしなかった。
「あいつが流魂街に……?」
「でもずーっと昔に会ったことがあって、忘れてるだけかもしれないですし……わかんないですよ?!気の所為かもしれないですし。」
顎に手をあてて考える素振りをする